福井県並行在来線準備株式会社(福井市大手2)が現在、2024年春開業予定の並行在来線を運営するに当たり新社名を募集している。
泊駅(富山県朝日町)に停車中の並行在来線(えちごトキめき鉄道)の車両。同社も一般公募で社名が決まった
北陸新幹線福井・敦賀開業に伴いJR西日本から在来線運営を引き継ぎ、敦賀駅~大聖寺駅間84.3キロの営業を始める予定の同社。地域密着型の「県民鉄道」を掲げる企業にふさわしい、「分かりやすく、親しみやすく、呼びやすい」社名を公募する。
ホームページに設けられた専用フォームに、考案した社名、社名の読み仮名、社名に込めた思い、氏名、年齢、住所、職業などを記して投稿する。応募点数に制限はなく、県外からの投稿も受け付ける。
採用者1人に賞金20万円や記念乗車券を進呈するほか、開業イベント招待の特典も設ける。応募者の中から抽選で7人に沿線市町の特産品を進呈する。
同社は2019年、沿線自治体や民間企業が出資する第三セクターとして設立。今年10月下旬に経営計画を発表し、朝夕時間帯の快速列車運行、パターンダイヤ化、IRいしかわ鉄道との相互乗り入れ、観光・イベント列車運行、新駅設置などの方針を明らかにした。
2022年1月16日締め切り。新社名への変更は2022年7月ごろを予定する。