福井県敦賀市が現在、北陸新幹線敦賀駅の「ご当地発車メロディー」2次選定の募集を受け付けている。
開業に向け駅施設や高架などの工事が進む敦賀駅周辺(画像:JRTT鉄道・運輸機構)
2024年春予定の北陸新幹線福井・敦賀開業に向け、市民や同市への来訪客に親しみを持ってもらうことなどを目的に市新幹線整備課が企画。7月から9月にかけての公募で寄せられた388件から、楽曲の認知度、敦賀との関わり、乗車を急がせないような機能性などを基に15曲に絞り込み、2次選定候補として公表した。
候補曲は、市内に設けられた松本零士さんの作品像に由来する「銀河鉄道999」、敦賀を中継地として運行されていた欧亜国際連絡列車にちなむ「さらばシベリア鉄道」、ドラマ「エール」のモデルとなった古関裕而さんが手掛けた「大敦賀行進曲」など。オリジナル楽曲「扇の要」「来い来い敦賀」の2曲も含む。
2次選定候補の絞り込みは一般投票を基に行い、専用ホームページ、敦賀市役所や敦賀駅交流施設「オルパーク」内に設けた投票箱、同課への郵送・ファクスなどで受け付ける。市外在住者も投票でき、応募者の中から抽選で10人に敦賀真鯛(まだい)鯛めしセットを進呈する。
投票数上位5曲を基に、市職員や鉄道関係者などでつくる選定会議が最終候補曲を決め、発車メロディー音源の作成・調整などを経て、来年3月ごろJR西日本が発車メロディーを確定する予定。候補曲のうちオリジナル2曲は同課ホームページで聴くことができる。
応募締め切りは12月6日。