福井駅西のハピリンホール(福井市中央1)で11月29日、講演会「グランドレベルから考える ふくいのまちづくり ~再開発後のまちを考える~」が行われる。
通称「三角地帯」の東側である、福井駅前電車通り北地区A街区の完成予想図。電車通り側の建物をセットバックして歩道空間を設けるという
2024年春予定の北陸新幹線福井・敦賀開業に向けて整備が進む市中心市街地の動きを受けたイベントで、福井市と福井駅前電車通り北地区A街区市街地再開発組合が主催。講師に、地域住民共有の家事室とカフェの複合店舗「喫茶ランドリー」などを展開するグランドレベル(東京都墨田区)の田中元子社長を迎える。
田中社長は2019年から、まちなかにベンチを増やすためのプロジェクト「TOKYO BENCH PROJECT」も手掛ける。他方で、フクビ化学工業(福井市三十八社町)が今年10月に発売した公共空間向け屋外家具ブランド「ファンダライン」のデザインを監修するなど、福井とのつながりも深めている。
当日は、プライベートとパブリックが交差する「グランドレベル(=まちの1階)」に着目したまちづくりについて講演を行う。同組合の担当者は「まちづくりを進めていく上で、ハード整備と並行して、再開発後の『まちの使い方』を探っていく視点も必要と考える。今回の講演会が今後のまちづくりを検討する上での参考となれば」と話す。
18時30分開演。参加無料。定員100人。ホームページで受講申し込みを受け付ける。