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福井・あわらで2日間のミュージカルワークショップ 小中高生対象に受講生募る

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 ミュージカルワークショップ「新郷小学校で世界旅行!? ~2日間で創りまSHOW!」が8月19日・20日、新郷小学校(あわら市中浜)で行われる。

会場の新郷小学校。「新郷小学校を考える会」は、キッズスペースやコミュニティースペースなどを校内に設け、交流人口増の取り組みを進めている

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 坂井市にあるミュージカルスクール「Naz house」のサマープログラムで、現在休校中の同校の利活用を検討、促進する市民団体「新郷小学校を考える会」が共催。小中高生を対象に世界旅行をテーマにしたミュージカルを2日間で作る内容で、同スクール代表の松井笑那さんらスタッフ10人が準備を進めている。

 プログラムは、3パートからなるミュージカルワークショップ、スペシャルワークショップ、アートワークショップ、リハーサル、ショータイムなどで構成し、学生スタッフが運営をサポートする。受講生を縦割りグループに振り分け、体育館や空き教室など校内各施設を活用しながら展開する。

 世界旅行を題材とした経緯について、松井さんは「ミュージカルに寄り過ぎない、『楽しい学び』につながるワークショップを作り上げることを考えて選択した。リアルな海外旅行に制約がかかる中、海外のことをワクワクしながら学べる場となれば」と説明する。カンボジアやフィリピンの孤児院、アフリカのスラム街の子どもたち延べ100人以上とミュージカルを創作するなどした、松井さん自身の活動経験も背景にあるという。

 8月上旬をめどに、ショータイム(20日16時15分開演)の一般観覧受け付け開始も予定する。松井さんは「サポートスタッフも含め、小学生から20代前半までの人たちで一つのショーを作る取り組み。ワークショップを通じて互いの長所を発見できるような、ワクワクの2日間にしたい」と意気込む。

 同スクールは、福井にIターン移住した松井さんが今春開講し、現在は小学生を中心に5人が受講する。歌詞を自作したり、心情を考えるワークシートを作成したりするなど、ミュージカル表現を「自分事」として捉える取り組みを特徴としており、松井さんは「恥ずかしがり屋だった子どもたちが互いを認め合うことで自信を付け、自分の思いを発信できるように成長しているのがうれしい」と話す。

 時間は、19日=10時~16時、20日=10時~17時。参加費は7,000円。定員は、小中学生=計20人、高校生=10人。持ち物は、上履き、昼食、水筒、タオル、動きやすい服装、ブルージーンズ(2日目のみ)。

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