石川県を拠点に活動するアイドルグループ「ほくりくアイドル部」の運営会社が現在、「北陸を“音楽”で繋(つな)げよう! オーディション・プロジェクト」を行っている。
昨年10月に発売したシングル「木綿のハンカチーフ」。太田裕美さんの同名曲のカバーで、金沢港クルーズターミナルなどで撮影したミュージックビデオも話題に
プロジェクトを展開するのは、テレビゲーム周辺機器製造販売などを手掛けるアンサー(大阪市浪速区)の音楽事業部「アンサー・エンタテインメント」。北陸新幹線敦賀延伸を見据え、「北陸を“音楽”で元気に!」を掲げて活動する同グループのメンバー候補生を募集する。
募集対象は福井・富山両県在住の12歳(4月2日時点で中学生以上)~25歳で、プロダクションやレコード会社との契約がない女性。オーディション合格後、デビューに向けたレッスンや、ライブ活動に積極的に参加できることなどを条件とする。
合格者を対象に行うレッスンは、両県に今春開講予定のダンス・ボーカルスクールで行う。講師を務めるのは、同グループ総合プロデューサーで、サッカーJ2「ツエーゲン金沢」のテーマソングなども手掛ける中新賢人さん、音楽クリエーター・DTMインストラクターの舟崎康介さん、コレオグラファー・ダンスインストラクターのSAYAKAさん(いずれも金沢市在住)ら。
中新さんは「私自身、北陸新幹線金沢開業時に街の熱量のまっただ中にいた記憶があり、福井でも同じようなことが起きると予想する。敦賀延伸の1年ほど前からプレイベントが始まることを想定し、『ほくりくアイドル部福井チーム』の準備を進めることにした」と話し、「ゆくゆくは、金沢市内で行っている定期公演を北陸三県月替わりでキャラバンできれば」とプランを描く。
同グループメンバーで、FM福井「Update Evening!」パーソナリティーも務める天谷可菜さん(福井市在住)は「活動を始めて、普通の女の子ができないことをたくさん経験させてもらっている。アイドルになる夢は都会に行かないと実現しないと思っていたが、地元に住みながらでもかなえることができた」と笑顔を見せ、アイドルに憧れる福井の同世代に向け「夢を諦めずオーディションに挑戦してほしい」と呼び掛ける。
同グループは2016年6月結成。月1回の定期公演のほか、北陸地方のファミリーマートアンバサダー、金沢市「『若い力』プロジェクト」公式PRガールの活動などを展開する。
書類審査通過者の人数が上限に達した時点で募集を締め切る。