福井県坂井市に拠点を置く女子フットサルチーム「福井丸岡RUCK」が3月14日、2020年-2021年シーズンの新ユニホームを発表した。
(手前右から)高尾茜利選手、浅野樹選手、北川夏奈選手、小林望月選手
発表したのは、フィールドプレーヤー、ゴールキーパーそれぞれのホーム用、アウェー用ユニホーム。ホーム用は昨シーズンの配色を踏襲し、アウェー用は昨シーズンに比べ深みを増した青色(フィールドプレーヤー)と、風のようにピッチを駆ける様子をイメージしたという若草色(ゴールキーパー)に一新した。
「フットサルを通じて福井の若者を育てる」というチームコンセプトを基に、胸から裾にかけてストライプ模様も配した。田中悦博監督は「チームを応援してくださる方々の温かさをイメージした模様。行政機関、スポンサー企業、ファンの方々などの協力を得ながら『県民チーム』に育てていきたいという方向性を打ち出した」と話す。
同チームが加盟する日本女子フットサルリーグは今シーズン、3チーム増える計11チームでの戦いとなる。浅野樹主将は「今年はより厳しい戦いになる。昨シーズンの地域チャンピオンズリーグでは失点を最小限に抑えるなど、守りの強化が成果として表れた。その経験を生かして勝ちを積み重ね、日本リーグ優勝を目指して頑張りたい」と力を込める。
今シーズンのメンバーは、サテライトチームから昇格した新高校1年生を含む22人。この春、福井大(福井市文京3)国際地域学部に進学する藤江真尋選手は「昨年5月に行った国際親善試合での経験が進路の決め手になった。今年も秋に国際親善試合が予定されているので、大学での学びを生かして福井の魅力を伝えられれば」と話す。
メンバーは現在、「がらくた」を意味するチーム名にちなんだ「がらくたチャンネル」をユーチューブで展開し、ファン層の拡大を図っている。動画制作のまとめ役である高尾茜利選手は「動画配信を始めたことでメンバー間の仲がより深まった。コツコツと配信を続け、試合を見に来てくださる方の増加につなげたい。チャンネル登録者数1000人達成が当面の目標」と意気込む。
5月下旬、福井県営体育館(福井市福町)で日本女子フットサルリーグのホームゲームを予定する。