福井市内で4月14日、日本酒イベント「浜町未来酒場」が行われる。
実行委員の林さん(左)、高村さん(右)。「県外からもお客さんを呼び込みたい」とプランを描く
同市中心部にあるリノベーションビル「クラフトブリッジ」(福井市中央3)周辺を会場に、県内外の蔵元10社、県内の飲食店8店舗などが出店する。同ビルを運営する「ブリッジラボラトリー」(同)、福井駅西の日本酒バー「Room」(中央1)などでつくる実行委員会が企画した。
各蔵元のブースをバーカウンター風に演出し、蔵元ごとに「甘さと熟成との貴醸(きじょう)古酒」「DRY? or JUICY?」「エロい酒♥」などのテーマを設けて展開する。銘柄は、「白岳仙」「花垣」「常山」「一本義」「越前岬」「舞美人」「黒龍」「越の鷹」(以上、福井県)、「紀土」(和歌山県)、「みむろ杉」(奈良県)。品評会向け非売品などの提供も予定する。
Room店主の林聖司さんは「日本酒の選び方が分からないという声に応え、各蔵元の特徴や売りを明確にしたテーマを設けた。バー風の演出もお客さまと蔵元との会話が弾めばという狙いからで、ちょっとした『日本酒のテーマパーク』として初心者から上級者までフラットな関係で楽しんでもらえたら」と話す。
イベントは昨年に続き2回目。新たな趣向として、各飲食店と蔵元とがコラボして日本酒と食とのマリアージュを楽しめるようにもした。ブリッジラボラトリーの高村俊輝さんは「前回の経験を基に、自分たちがやりたいイベントの方向性をより固めることができた」と笑顔を見せる。
関連イベントとして4月13日19時から、同ビル2階で「未来酒場前夜祭 酒場トーク!」を開催する。ゲストは「紀土」醸造元・平和酒造の山本典正さん、「みむろ杉」醸造元・今西酒造の今西将之さんら。トーク終了後に交流会を設け、同市在住の「テクノ法要」考案者・朝倉行宣さん監修による「日本酒×音楽」も予定する。参加費6,000円(食事付き)。定員35人。
開催時間は10時30分~16時。入場無料。試飲にはチケットと「参加おちょこ」が必要。料金は、前売り=2,500円(チケット10枚+おちょこ)、当日=2,700円(同)など。参加店、福井駅西口ウェルカムセンター、ピーティックスなどで前売り券を取り扱う。