福井市の「スタジオしろとんぼ」(福井市狐橋1)で12月8日・9日、舞台「伊藤梢ソロプロジェクト『いまさらキスシーン』」が上演される。
同市を拠点に活動する劇団「フガフガLaboratory」の女優・伊藤梢さんが「やりたいことを、やる場所」として立ち上げたという、自らの「武者修行」を兼ねた演劇プロジェクト。今回が初公演となる。
一人の女子高生が、部活動、勉強、恋愛などさまざまな出来事に心を奪われながら、全力で3年間の高校生活を駆け抜けるという「爆走系」青春喜悲劇を展開する。脚本は、劇団「柿食う客」(東京都世田谷区)の脚本家で演出家でもある中屋敷法仁さんが手掛けた。
伊藤さんによると「高校時代に所属していた演劇部で、中屋敷さんが手掛けた作品を演出したり、作品に出演したりしたことがきっかけ」。かねて一般向けの上演プランを描いていたといい、「以前から大好きだった『いまさらキスシーン』」の一人芝居に至ったという。
「福井で見ることのできる演劇表現の幅を少しでも広げられたらうれしい」と話す伊藤さん。「女子高校生の持つ勢いやパワーを精いっぱい演じることで、オリジナルの面白さや魅力を伝えつつ自分なりの表現を届けることができれば」と意気込む。
開演時間は、8日=20時、9日=11時、15時。料金は500円(8日上演分は完売)。