福井市立郷土歴史博物館(宝永3)で現在、企画展「大集合! 幕末福井の偉人たち」が行われている。
明治維新150年に当たり福井県が主催する「幕末明治福井150年博」の一環として同館が企画。松平春嶽、橋本左内など幕末~明治維新期に活躍した福井ゆかりの10人や、彼らと交流のあった西郷隆盛や勝海舟らの関連資料など計約50点を展示する。
2階企画展示室を「藩の改革とその思想」「政局への挑戦」「福井と関わった幕末の偉人たち」「産業化と国際化」の4ゾーンに分け、福井に種痘所を設けた蘭方医・笠原白翁、大久保利通に仕えた西洋通で軍事や紡績に詳しい佐佐木長淳など、近代日本の仕組みづくりに関わった「福井人」も紹介する。
担当学芸員の山田裕輝さんは「NHK大河ドラマ『西郷(せご)どん』の影響もあり、歴史好きの小・中学生、女性、旅行者などが多く来館している。幕末維新時の福井人の活躍を知っていただくと共に、当館の貴重な所蔵品を通じて当時のドラマを想像してもらえれば」と呼び掛ける。
関連イベントとして8月25日14時から、学芸員による展示解説ギャラリートークを行う(要入館料)。
開館時間は9時~19時。料金は、一般=500円、高・大生=400円、中学生以下無料。8月26日まで。