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福井で「松本零士展」 原画など200点、映画館で「銀河鉄道999」上映も

「銀河鉄道999」の登場人物「メーテル」
© 松本零士

「銀河鉄道999」の登場人物「メーテル」 © 松本零士

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 福井市美術館「アートラボふくい」(福井市下馬3)で6月2日、「-漫画界のレジェンド-『松本零士展』」が始まる。

展示品より「宇宙戦艦ヤマト」直筆原稿。「手作業の痕跡をじかに確かめてもらえれば」と河野さん © 松本零士

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 「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」「宇宙海賊キャプテンハーロック」「新竹取物語 1000年女王」などの作品を手掛けた漫画家・松本零士さんの生誕80年に合わせ、同館と福井テレビで組織した実行委員会が企画した。

 同館2階の企画展示室や市民アトリエなどに、松本さんの直筆原稿、アニメ作品のセル画、立体模型など約200点を展示。同市内にある映画館「メトロ劇場」(順化1)の協力の下、「銀河鉄道999」の劇場版ポスターなど約10点も展示する。

 担当学芸員の河野泰久さんは「松本さんが手掛けたキャラクターやメカニックなどのデザインは今のアニメ作家にも影響を与えている。40代以上のリアルタイム世代と、デジタル作画全盛の作品で育っている若い人たちとのコミュニケーションのきっかけとなれば」と話す。

 関連イベントとして、松本さんのトークショーとサイン会(6月10日13時30分~)、鯖江市在住で電子オルガン「エレクトーン」奏者の「826aska」さんによるライブ(同17日14時~)、作品解説会(同3日・16日・23日、各日14時~)、オリジナルアニメ「THE COCKPIT」上映(同9日・7月7日、各日13時30分~)などを行う。いずれも観覧無料(当日の展覧会入場券が必要)。

 同展に合わせ、メトロ劇場で「松本零士特集」と題した劇場版アニメ作品のフイルム上映も行う。上映作は「銀河鉄道999」(6月16日~22日)、「さよなら銀河鉄道999」(同23日~29日)。

 開館時間は9時~17時15分(入館は16時45分まで、6月2日は10時開館)。料金は、一般=900円、高・大生=600円、小・中生=300円。7月8日まで。

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