福井駅東の複合施設「AOSSA(アオッサ)」(福井市手寄1)研修室601で6月17日、講演会「0を1にするスポーツ小説ができるまで」が行われる。
同施設内にある福井市立桜木図書館と、福井県書店商業組合福井支部が共催。福井を舞台にしたスポーツ小説「2.43 清陰高校男子バレー部」「空への助走」、全編福井弁の「サマーサイダー」などを手掛ける作家の壁井ユカコさんと、集英社(東京都千代田区)の編集者をゲストに招く。
壁井さんは長野県出身。集英社によると、壁井さんが地方都市を舞台にした小説を執筆するに当たり、夫の出身地である福井が思い浮かんだのがきっかけという。小説には福井駅西口の恐竜モニュメントや、同市内の足羽(あすわ)河原など実在の場所も随所に登場する。
当日は、フリーアナウンサーの「さかいちよみ。」さん(福井市在住)の進行の下、作品の制作エピソードなどを対談形式で紹介する予定。同館の担当職員は「福井国体が行われる年に福井ゆかりのスポーツ小説の誕生秘話を聞くことができる、またとない機会」と応募を呼び掛ける。
開催時間は14時~。受講無料。定員は150人(先着順)。対象は中学生以上。5月1日から申し込みを受け付ける。住所・氏名・電話番号の明記が必要。