福井駅西の「ふくいまちなかサポートセンター ふく+(たす)」(福井市中央1)で11月3日・4日、「ふくいほんとまちの日 2017」が行われる。
参加者各自が福井の街を写真でつづるフォトブック「マチオモイ帖」を編集・制作する同イベント。「本を通じて人とまちをつなぐ」を掲げるグループ「福井『まちライブラリー』化プロジェクトチーム」が企画した。奈良市の旧市街地「ならまち」を拠点に活動する「わたしのマチオモイ帖」制作委員の山本あつしさんを講師に招く。
イベントは、3日=「マチオモイトークサロン&まちあるき」、4日=「『マチオモイ帖』ワークショップ」の2本立てで構成する。トークサロンでは、山本さんが手掛けた街歩きイベント事例や、「マチオモイ帖」制作で得た発見などを紹介する。
同グループ代表の佐藤実紀代さんは「街歩きの前に、参加者各自が定義する『福井駅前のゾーン』を白地図に記してもらおうと考えている。駅前という言葉から浮かぶ街の姿は人それぞれで、一つの街に対する異なるイメージを可視化し合う過程は『まちライブラリー』の趣旨にもつながるのでは」と話す。
街歩き参加者から希望を募り、2日目のワークショップへとつなげる。ワークショップでは専用アプリを使い、街歩きで撮った写真を組み合わせて「マチオモイ帖」のデータ作成までを行う。
完成したフォトブックを後日、同スペースで展示する予定という。佐藤さんは「ネットでの情報発信が一般的になった今日、自分だけの本を作るという体験は貴重なのでは。会場に並ぶ『マチオモイ帖』を通して、本を作った人と手に取った人が福井への思いを共有するきっかけになれば」と参加を呼び掛ける。
関連イベントとして4日10時から、会場近くの「新栄テラス」(中央1)で一般出店可能な「ふくい一箱古本市」も行う。出展料1,000円。先着20ブース。
開催時間は、3日=13時~、4日=10時~(要ノートPC持参)。参加費は、同=無料、同=1,500円。定員は、同=30人、同=10人。同イベントのフェイスブックページで参加を受け付けている。