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鯖江市、フルタ製菓と包括連携協定 「眼鏡チョコ」縁に実現、限定商品販売も

記者会見で笑顔を見せる牧野市長(左)、古田社長(右)

記者会見で笑顔を見せる牧野市長(左)、古田社長(右)

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 福井県鯖江市と「フルタ製菓」(大阪市生野区)が8月18日、地方創生に関する包括連携協定を締結した。

5枚入りのパッケージには「さばえ大使」に任命されたアイドルグループ「仮面女子」も登場

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 同社看板商品「ハイエイトチョコ」発売50周年に合わせ準備が進められた同協定は、「めがねのまちさばえ」のPRや観光振興など地方創生に関する取り組み、災害時支援などを柱とする。パッケージ形状から「眼鏡チョコ」という愛称で親しまれる同商品の製造元と、眼鏡枠生産国内シェアトップを誇る同市が眼鏡を縁につながった。

 19日、同市内にある「道の駅西山公園」(鯖江市桜町3)で行われた調印式には、同市の牧野百男市長や同社の古田盛彦社長など関係者約40人が参列。日本記念日協会(長野県佐久市)認定の「ハイエイトチョコの日(=8月18日)」に合わせて結ばれた同協定の経緯説明、同社への「めがねのまちさばえ応援企業」認定状授与などが行われた。

 「眼鏡が取り持つ『日本一分かりやすい包括連携協定』」を掲げる同協定。牧野市長は「地域間競争が激しくなる中、地方自治体にとっては個性を打ち出す『顔』づくりがますます重要になる。地域ブランドとしての眼鏡を売り込んでいくに当たり、共に新たな取り組みをしてさまざまな物語を作っていければ」と期待を寄せる。

 「春ごろから締結に向けた作業を進め、奇しくも生野区が日本の眼鏡レンズ発祥の地であることが分かった」と古田社長。「鯖江市とレンズ発祥の地にある当社とが長い時を経て出会えたことに不思議な縁を感じる。協定締結をきっかけに、互いに進化しながら無理のないペースで末永く活動したい」と抱負を話す。

 協定第一弾商品として10月21日から、道の駅西山公園で鯖江限定のコラボ商品「サバエイトチョコ」の販売を始める。同市内の観光地やオリジナルロゴなどをパッケージに描いた商品で、ハイエイトチョコ9枚入りと同5枚入りの2種類。9枚入りには観光地ポストカードを、5枚入りには眼鏡スリーブをそれぞれ同梱する。

 古田社長は「観光振興などに充てていただければ」と、同商品の売上金の一部を同市に寄付する意向を示す。発売日には、鯖江市嚮陽(きょうよう)会館(桜町2)での「さばえものづくり博覧会2017」に同社がブース出展し同商品の販売を行うという。

 価格は、9枚入り=600円(税抜き)、5枚入り=380円(同)。

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