福井市にある足羽(あすわ)山公園で9月2日、婚活イベント「福井タラレバ会」が行われる。
福井市と福井市連合青年団でつくる実行委員会が、テレビドラマにもなった漫画「東京タラレバ娘」にちなんで企画した同イベント。
当日は2部構成で、第1部=「友席茶屋」、第2部=「愛席茶屋」と題し、同公園内にある「大久保茶屋」「森の音」「中村屋」を会場に展開する。
同性同士のコミュニティーづくりを目指す「友席茶屋」では、男女別会場に分かれ、既婚者から結婚生活について話を聞いたり、異性へのアプローチや結婚観について話し合ったりするなどのプログラムを設ける。「愛席茶屋」では男女が集まり「友席」でのディスカッションを生かしたゲームなどを予定する。
イベントの狙いとして「友だちづくり」も掲げる。実行委員長の寺谷理恵さんは「一般的な婚活パーティーは男女が集まって話をするだけで終わることがほとんど。好みの人がいなかったりその場が楽しめなかったりすると、せっかくの出会いの場なのにつまらなく感じてしまう。婚活だけではない交流の場を作りたかった」と話す。
応募フォームには「異性の参加者に対して聞いてみたいことがあれば」などの質問項目を設け、会場での「本音の話し合い」の糸口をつくる。会場で参加者各自が記入するプロフィール用名札には趣味欄もあり、恋愛関係ではない異性同士の「趣味友(とも)」マッチングにもつなげる。
同イベントのフェイスブックページでは現在、当日に向けたアドバイスを行っている。「男子のための簡単コーデ(=コーディネート)」として、「お金をあまり使わず気軽に選べる、異性に好印象のファッション」などの投稿で参加希望者を盛り上げる。
自らも婚活中という寺谷さんは「婚活は正直言って疲れる」とも。「婚活サイトにある『結婚には妥協も必要』というような助言に賛否相半ばな自分がいる。同じ目的で出会った同性同士が婚活の悩みを打ち明けられるような場にもなれば」と話す。
参加資格は同市内に在住・通勤・通学する20歳~39歳の独身男女。参加費は、男性=5,000円、女性=4,000円。定員は男女各30人。申し込み締め切りは8月12日。
開催時間は、男性=14時30分~、女性=15時~。