福井駅西口の複合施設「ハピリン」(福井市中央1)1階屋根付き多目的広場「ハピテラス」で3月25日、「ふくい交通フェスタ」が行われる。
福井駅電停開業に合わせ、2016年3月26日をもって廃止となった「福井駅前」電停に停車中の「レトラム」
福井県並行在来線対策協議会とクルマに頼り過ぎない社会づくり推進県民会議が主催。福井鉄道とえちぜん鉄道の相互乗り入れ開始と、同広場に隣接する福井鉄道「福井駅」電停開業から1年を迎えるのを記念し企画した。
ステージイベントとブースイベントの2本立てで構成する。ステージでは、将来の福井の交通モデルを話し合うトークショー、2018年「福井しあわせ元気国体・大会」キャラクター「はぴりゅう」によるPRイベント、FBCラジオの公開生放送、北陸中・高(文京1)吹奏楽部のミニコンサートなどを予定する。
ブースでは、坂井高(坂井市坂井町)の生徒が運転するミニ鉄道のコーナーのほか、飲食ブース、バスの乗り方教室、親子連れを対象にしたプラレール展示やお絵描きコーナーなどを設ける。
相互乗り入れ用に開発された、えちぜん鉄道の新型車両「キーボ」が初めて同電停に乗り入れるのも呼び物の一つ。13時19分ごろと14時5分ごろに、福井鉄道のドイツ製車両「レトラム」とのツーショットタイムを予定するほか、同車両などが映り込んだ「自撮り写真」撮影者を対象にしたお楽しみ抽選会も行う。
県内在住のクリエーターも同イベントに注目する。キーボのロゴやネーミング、相互乗り入れの結節駅である田原町駅(田原1)のサインなどを手掛けた、デザイン事務所「GOOD MORNING」(日光2)の三田村敦さんは「街なかでキーボを見掛けると思わず目を留めてしまう。イベントを機にさらにみんなに愛される電車になってもらえれば」と期待を寄せる。
開催時間は10時55分~16時。入場無料。抽選会は11時20分から受け付ける(先着300人)。