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福井・坂井のラーメン店「牟岐縄屋」が1周年 記念イベントにラーメン好きが列

イベント限定品の「縄ロック -Prologue-」。ラーメン好きが開店前から列を作った

イベント限定品の「縄ロック -Prologue-」。ラーメン好きが開店前から列を作った

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 福井県坂井市のラーメン店「牟岐縄屋(むぎなわや)」(坂井市三国町浜地、TEL 0776-97-5561)がオープンして1年がたった。

麺の湯切りをする吉田さん。イベントには「敬愛する」という嶋崎さんも応援に駆け付けた

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 2015年11月11日の「麺の日」に、浜地海水浴場に隣接する「バーベキューレストラン 海運座」内で営業を始めた同店。店舗面積は約6坪。席数はテーブル8席。

 店主の吉田薫さんはラーメン好きが高じ、自身が運営する同レストランで試作したラーメンを昨年夏ごろから提供していた。「ある日、友人にラーメンのことを熱く語っていたら『そんなにラーメン好きならラーメン屋をやってみたら』と勧められた」という。同レストランが冬季休業に入る前のタイミングだったことから一念発起し、1カ月後に同店を開いた。

 ラーメンメニューは「煮干中華そば」「追い鰹(がつお)中華そば」(以上780円)、「鶏白湯(パイタン)そば」(880円)、「極み煮干そば」(950円)の4種。サイドメニューとして「名古屋コーチン卵かけ飯」(並盛り250円)、「禁断の鶏油バター飯」(同250円)、「チャーコロ飯」(同350円)などをそろえる。

 11月20日・21日にはオープン1周年の記念イベントを行い、通常のラーメンメニューを一切ストップ。イベント限定メニューの「縄ロック -Prologue-(プロローグ)」を提供した。名古屋コーチンの丸鶏と鶏ガラを主体に、赤鶏老鶏でコクをプラスした「鶏オンリーの清湯(チンタン)スープ」が特徴の同メニューを求め、ラーメン好きが開店前から列を作った。

 吉田さんは「東京の有名店『69 'N' ROLL ONE(ロックンロールワン)』で食べた、清湯スープの『2号ラァメン』が毎日食べたいほど激うまの味だった。全国のラーメン業界で『ネオ清湯』というジャンルが流行しており、ネオ清湯の頂点だと考えていた『2号ラァメン』を自分なりに再現したいと取り組んだ」と話す。

 「69 'N' ROLL ONE」は兵庫県尼崎市への移転を機に店名を「ロックンビリーS1」に変え、「2号ラァメン」の名も「尼ロック」となった。「『尼ロック』へのオマージュとして、限定ラーメンに『縄ロック』という名前を付けた」と吉田さん。過去にも同メニューを提供したことはあったが、「生涯かけて作り上げるラーメンの序章」の意味を込め「Prologue」の副題を付けたという。

 「尼ロック」生みの親「ラァメン職人 嶋崎氏」とラーメンについて話す機会があり、会話の中にあったヒントや経験も生かして仕上げた。「嶋崎さんのラーメンに対する熱い思いに触れ、身が引き締まった。『2号ラァメン』にさらに近づくべく、これからも厳選したミニマムな材料でマキシマムなラーメンを作っていきたい」と意欲を燃やす。

 営業時間はホームページで確認できる。

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