福井市おもてなし観光推進課が現在、「朝倉ゆめまる応援企業」を募集している。
8月29日まで、「ハピリン」(福井市中央1)2階の「福福(ふくぶく)館」に関連グッズの特設コーナーも
11月5日・6日に松山市で行われる「ゆるキャラ®グランプリ2016 in 愛顔(えがお)のえひめ」人気投票開始に合わせ市が企画した。同グランプリには市宣伝隊長のゆるキャラ「朝倉ゆめまる」がエントリーしており、同課の笠島美和さんは「『朝倉ゆめまる』の知名度アップをきっかけに福井市全体のPRにつながればと準備を進めた」と明かす。
申し込みはホームページから所定の書式をダウンロードし、必要事項を記入した後、メールまたはファクスで返送する。一定条件をクリアすれば従業員数や業種などは問わず、市外企業からの申し込みも受け付ける。「グランプリ終了後も継続して応援いただければ」と締め切りは当面設けないという。
同課は応援企業に同グランプリへの投票協力やSNSなどでの情報拡散を要請する一方で、特典として「朝倉ゆめまる」企業訪問・記念撮影、応援企業認定書交付、キャラクターデザイン・ロゴ使用申請方法の簡略化などを設ける。
8月24日には、応援企業に認定された編集プロダクション「カウベル・コーポレーション」(福井市二の宮5)に同キャラが来訪。同社マスコット「レオナルド社長」に認定証を手渡した後、スタッフらとの記念撮影などで盛り上がった。夏休みの思い出に訪れたというスタッフの子どもは「ゆめまる君かわいい」と言いながら、触ると幸せになるという赤い鼻を触って満足げな様子だった。
同キャラは、2005年の「第20回国民文化祭・ふくい2005」を機に誕生。一乗谷朝倉氏遺跡(城戸ノ内町)唐門をモチーフにした頭部が特徴で、2014年には福井市から特別住民票の交付も受けた。笠島さんは「ゆるキャラ戦国時代に挑むにふさわしいキャラクター。史実では織田信長に滅ぼされた朝倉氏だが、ゆるキャラ界で他を圧倒するような存在になれば」と期待を寄せる。