JR福井駅西口の「ハピリンホール」(福井市中央1)で5月20日、ライブイベント「hometown live」が行われる。
同イベントの礎となったコンピレーション盤「hometown」
福井在住のミュージシャンなどでつくる団体「hometown project」が企画した同イベント。レコーディングエンジニアとしても活動する、呼び掛け人の久保顕理さんは「昨年暮れ、知人を介して『ハピリン』でのイベントの相談があったのがきっかけ。福井の音楽シーンを継続的に盛り上げる場を作れればと、周囲に声を掛けた」と振り返る。
タイトルの「hometown」は昨年、久保さんが中心となって制作した同名アルバムに由来する。アルバムは、福井ゆかりのミュージシャン12組が参加したコンピレーション盤で、「『hometown』というタイトルはライブのコンセプトにもぴったり。アルバムとの関連性もできた」と久保さん。
イベント開催は毎月第3金曜を予定し、今回は福井出身のシンガー・ソングライター川本真琴さん、久保さんら3人組のバンド「mazeel band」の2組が出演する。6月以降も「ナナ・イロ」「Quetzarl」「William」「eika&石森久雄」などの出演が決まっている。
「福井らしさ」を極めようと、同ホール内にある能舞台をステージに使うのもイベントの呼び物。「舞台上にウレタンマットを敷き詰めたり、セッティング時の足袋着用が必須だったりと厳しい制約があった」ものの、事前のサウンドチェックでは音の回り込みも上々だったという。
同イベントのオリジナルテーマ曲も作った。久保さんは「毎回、出演者同士がテーマ曲を歌うコーナーを予定している。近い将来、『We Are The World』のような各自持ち回りで歌うバージョンもレコーディングできれば」と話す。8月21日には、同施設1階の屋根付き広場「ハピテラス」でフリーライブイベント「hometown FES」も行う予定。現在、出演者を募集している。
19時20分開演。料金は、前売り=3,000円、当日=3,500円。