福井県が4月20日、「情報発信専任職員」の募集を始めた。
任期付きの広報課職員としての採用で、採用予定人数は1人。任期は2016年7月1日~2019年6月30日。県内外に出向いて取材を行い、SNSや動画配信サイト向けコンテンツに編集して発信する。県庁各課が運営するフェイスブックページなどについて、効果的な情報発信の手法などもアドバイスする。
同課担当者は「『福井しあわせ元気国体・大会』開催や北陸新幹線延伸などに向けた動きが活発化しており、県外在住者向け情報の重要性が高まってきた。民間の方ならではの視点や手法を取り入れることで、福井県のさらなるイメージアップを狙った」と話す。
1959(昭和34)年4月2日以降に生まれた人で、5年以上の広報業務経験や、ソーシャルメディア活用の知識・実績を持つことなどが条件。受験資格を満たせば、県外出身者・在住者も応募できる。試験は5月から6月に掛け、第1次=書面・論文、第2次=適性・教養・口述の2段階で行う。
同担当者によると同様の職員採用は全国的に珍しいと言い、「『幸福度日本一』といわれる福井県ならでは魅力や、子どもたちの学力・体力向上に関する教育面の取り組みも発信したい」とも。今後、外国人の広報担当者も置く予定で、「職員との連携により国外での知名度向上にもつながれば」と期待を寄せる。
5月16日締め切り。同課(TEL 0776-20-0220)で問い合わせを受け付ける。