福井市の「響のホール」(福井市中央1)で2月12日、まちづくりセミナー「新視点での市街地活性」が行われる。
福井県内の中小企業経営者・個人事業主らでつくる団体「福井県中小企業家同友会」例会の一環で、一般参加可能なオープンセミナーとして企画した。第1部=講演会、第2部=パネルディスカッションの2部構成で行う。
第1部では、「ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行」「東京スナック飲みある記」などの著書がある編集者・都築響一さんが、「見つける」「面白がる」「伝える」を切り口に市街地活性のアイデアを提示する。広報委員でギャラリー「スペースおいち」(中央1)代表の西澤昌毅さんは「委員の猛プッシュで都築さんを招くことになった。手掛けた著書から見て、ひとひねりあるアイデアが聞けるのでは」と期待を寄せる。
第2部では都築さんのほか、「美のまちふくいプロジェクト」代表・竹本祐司さん、ボクサーパンツ専門店「ラーナ ニーニャ」(中央1)店主・宮田由紀恵さん、雑貨店「地球百貨店」(中央1)店主・山元敏孝さんなどの登壇を予定。コーディネーターで、まちづくり会社「福井木守り舎」(中央1)の阿部俊二さんは「『地方のキラリとした輝きが文化を創る』と考える都築さんと、福井での実践者を交え、福井人が進むべき道を見いだしたい」とプランを描く。
同市では今春、福井駅西口再開発ビル「ハピリン」開業や、福井鉄道福武線の同駅西口広場への延伸など、中心市街地関連のイベントが控える。西澤さんは「新しいイベントに目を奪われがちだが、すでに存在している物事にもまだまだ多くの魅力が眠っているはず。街に人を吸引する『人間くささ』の再発見につなげてもらえれば」と呼び掛ける。
開催時間は19時~。料金は2,000円。