「おにぎり食べて世界を変えよう」 あわら出身の女性、世界食料デーイベント企画

「かわら家」で行われた「コシヒカリナイト」の様子

「かわら家」で行われた「コシヒカリナイト」の様子

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 福井県内で11月20日、世界食料デー・ソーシャルアクション「おにぎり一斉いただきます!」参加イベントが行われる。

「CSR活動に取り組む協賛企業の輪も広げたい」と大宮さん

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 世界の食料問題の解決に取り組むNPO法人「TABLE FOR TWO International」(東京都港区)が行う同名キャンペーンに、県内の飲食店8店舗が参加する。参加店で福井県産品を使ったおにぎりを購入し、おにぎりを食べている写真を同キャンペーンのウェブサイトへ投稿すると、アフリカ・アジアの子どもたちに給食が届けられる。

 あわら市出身で、同NPO職員の大宮千絵さんが企画立案した。日米の協賛企業が投稿1件当たり100円を寄付して給食5食を届ける仕組みで、「欧米や中東など海外からの投稿もあり、日本人のソウルフードが世界を変えられると実感している。『おにぎりで世界を変える』というと笑って受け取られそうだが、日常生活にも食料問題解決の種があることを知ってもらえれば」と話す。

 参加店は、福井市内の「お好み焼 たこ焼 鉄板焼 浪花一丁」(下森田町6)、「Mariachi」(高柳町)、「Bright」(二の宮4)、あわら市内の「Cross P's」(横垣)、「俺ん家(ち)」(春宮)、「BlackStone」(温泉5)、「Roots」(二面)、坂井市内の「Cafe Bar Rich」(春江町江留上新町)の計8店舗。

 10月16日には、コミュニティースペース「かわら家(や)」(福井市日之出2)でも「コシヒカリナイト」と題した参加イベントが行われた。オーナーの前田浩貴さんによると、「福井人が世界を変えようとしていることに興味が湧き直感的に面白さを感じた」という。大宮さんも「地元の友人たちが興味を示してくれて、あっという間に参加店の輪が広がった」と笑みをこぼす。

 投稿は、おにぎりそのものの写真など、おにぎりにまつわるものなら何でもいい。大宮さんは「福井にはおいしい食べ物が多く、NPOでの取り組みとの接点を以前から考えていた。1人の力では大きなことをできないかもしれないが、たくさんの福井人の力を合わせれば世界をちょっとだけよくできるはず」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は19時~。

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