越前市内の飲食店で8月6日、「2024年 越前市夏の新そばキャンペーンイベント」が始まった。
「そばカード」は5種あり、台紙にはそば殻を混ぜ込んだ越前和紙を採用。世界的な似顔絵コンテストでの上位入賞歴もあるアーティスト・谷純一さん(福井市在住)がイラストを制作した
冷たいそばの需要が高まる夏場に向け、福井の地元グルメである「越前おろしそば」を新そばで楽しんでもらおうと、JA越前たけふ、武生麺類業生活衛生同業組合などが企画。同JA管内の農家16軒が栽培したキタワセソバを使い、市内の飲食店でキャンペーンを展開する。
収穫されたキタワセソバ(玄ソバ)収穫量は十割そばにした場合約1万食分に相当するという。ポスター制作やPRなどに関わった越前市農政課の波多野翼さんは「越前市で夏そばを栽培したのは今回が初めて。オーガニック食材による地産地消のプロジェクトで、自然環境や健康などにも配慮したSDGsへの取り組みにもなっている」と話す。
キャンペーン参加店は16店。参加店で夏の新そばを注文した客に、越前おろしそば発案に関わったとされる越前府中城主・本多富正を描いた「そばカード」を1枚進呈する(枚数限定)。
今月25日まで(各店とも売り切れ次第終了)。