アクティビティー拠点施設「YORIVER(ヨリバ)」(福井市中央2)が3月19日、福井市の幸橋北詰近くにオープンした。
期間・数量限定販売の「ヨリバ×ツナグフクイ コラボおむすびセット」
福井商工会議所・福井県・福井市などでつくる「県都にぎわい創生協議会」が2022年秋に策定した「県都グランドデザイン」に基づくプロジェクトの一環。タウンマネジメント機関「まちづくり福井」(中央1)が福井市中心部を流れる足羽(あすわ)川周辺のにぎわい創出を目的に整備した。河川敷でのキャンプやバーベキュー、川でのウオーターレジャーなどを楽しめる施設で、公衆トイレ、カフェ、物販スペース、電動シェアサイクル「ふくチャリ」ステーションなども設ける。
延べ床面積は約166平方メートル。1階に、暖炉を囲むテーブル4席の休憩スペース、カウンター8席のカフェスペースを設ける。カフェのメニューは、おにぎり(180円~)などの軽食類、コーヒー(500円)や生ビール(600円)などのドリンク類。隣接の物販スペースで、みそ店「米五」(春山2)の商品、志野製塩所(鮎川町)の「百笑(ひゃくしょう)の塩」、福井発祥のミディトマト「越のルビー」のトマトジュースなど、地域産品を販売する。
ウオーターレジャーのメニューはSUP(1台90分=4,400円)と2人乗り水上自転車(同3,300円)を用意し、春から秋にかけて毎月1、2回程度の体験日を設ける。バーベキューとキャンプは当面、体験型イベントとして参加者を募る方針で、4月と5月に各1回ずつ開催を予定する(要予約)。
開業に合わせて当日開かれたオープニングセレモニーには、西行茂福井市長、原田周子浜町・足羽川ワーキンググループ座長ら関係者が出席した。
「施設ができたことで足羽川の魅力が県内外の人に認知してもらう足がかりができた。福井の街がより楽しくなったり多くの人が集まったりすることを期待したい」と西行市長。原田座長は「家庭のキッチンのようにスタッフと来店者との距離を近付け、居心地の良いくつろげる空間を提供できれば。白色基調の内装なので、ギャラリーとしてアーティストに活用してもらっても」と呼びかけた。
営業時間は、3月~12月=10時~19時(金曜・土曜は21時まで)、1月・2月=10時~15時。
開業に合わせ、福井の飲食店シェフらが監修した「ヨリバ×ツナグフクイ コラボおむすびセット」2種類(各600円)を期間・数量限定で販売する。シェフらでつくる令和6年能登半島地震復興支援グループ「ツナグフクイ」の活動の一環で、売上金の一部を義援金に充てる。メニューは、「『馳走(ちそう)えん』小松親方監修大葉香るへしこおむすび」、「『Le jardin(ル・ジャルダン)』堀内亮シェフ監修 トリュフご飯おむすび」。4月7日まで。