福井出身のアイドルらが出演する「かがやきフェス 2023」が8月19日、金沢市の「本多の森北電ホール」など市内3会場で始まった。
馳浩石川県知事(中央)らが登壇したオープニングセレモニーの一こま
北陸三県で展開するアイドルグループ「ほくりくアイドル部」をマネジメントする「アンサー・エンタテインメント」金沢事業所などでつくる実行委員会が主催。20日までの期間中、同グループなど全国のアイドル約70組が出演する。
来春の北陸新幹線延伸を見据え、北陸での新たなエンターテインメントの創造を掲げ企画された同フェス。同ホールでは、馳浩石川県知事、石川県観光PRマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」らが登壇したオープニングセレモニーに続き、同グループなど13組が華やかなパフォーマンスを繰り広げた。
同グループは福井出身の4人を含むメンバー22人で出演。1曲目の「全力エネルギー」に続き、熱のこもったダンスと共に「太陽の-WA-CHA-CHA-DAY」「product out」「青春謳歌」「ビバ・ビーバーサンバ!!」を披露し、岡本真夜さんのカバー「TOMORROW」で締めくくった。
ライブを終え、「22人で無事に終えられてうれしい。初めて私たちを見るという人もペンライトを振ってくれて、定期公演のような『ホーム感』に浸れた」と第6期メンバーの羽生田結月さん(福井市在住)。同期の林風奈さん(敦賀市在住)は「『青春謳歌』ではペンライトを振るよりダンスに注目してくれた人の方が多かった印象。ダンスの先生に『もっとギラギラした感じで踊れる』と助言されたので、明日はギラギラ感を出して踊りたい」と話す。
今春デビューの第7期メンバーにとって、収容人数1000人超のホールライブは初めて。定期公演で「あなたの幸せをデザインする服飾女子」と自己紹介する佐古真莉亜さん(福井市在住)は「さまざまなジャンルのアイドルグループが集まるフェスで、色とりどりの衣装を見ることができ刺激になった。今後の服作りの参考にしたい」と笑顔を見せる。
同グループは9月24日、福井駅西のハピリンホールで名古屋市を拠点に活動する「OS☆U」を迎えたツーマンライブを行う。ライブに向け、第7期メンバーの山中彩也乃さん(鯖江市在住)は「今回の会場同様、フォーメーション全体を見渡せるスロープ状の客席。後列でのダンスの時も、福井出身であることをお客さんに印象付けられるパフォーマンスを目指したい」と意気込む。