福井の中高生でつくる劇団「プラム」が現在、劇団員第2期生を募集している。
NPO法人「福井県子どもNPOセンター」(福井市木田町、TEL 0776-97-8460)が、演劇活動「表現ひろば」事業の一環として展開する同劇団。昨年、福井県内在住の中学生から18歳を対象に発足し、今年3月、新郷小学校(あわら市中浜)で1期生による旗揚げ公演「天才の国」を行った。
「伸び伸びと意見を出し合える居心地のいい劇団。東京の高校に進学したが、広報担当者として引き続き活動に関わっていければ」と1期生の榊原桃香さん(高校1年生)。徳山心葉さん(高校3年生)は「演劇を通じて舞台衣装に興味が湧いた。活動が進路固めにつながっていて、衣装製作関係の道に進むことができれば」と話す。
「自信を持てなかった自分を変えるきっかけに」と加入を決めたのは吉澤薗香さん(高校2年生)。旗揚げ公演を「せりふが飛ぶくらい緊張していたが、いざ始まってしまえばみんなと一緒に挑むことができた」と振り返り、同様に自身を変えるチャンスを探す仲間の参加を呼びかける。
会費は月3,000円(半年分前納)。稽古は月4回。土曜か日曜いずれかの夜を稽古時間に充て、2時間30分のメニューを展開する。ファシリテーターには福井の劇団「さよならキャンプ」の主宰で沼畑真さんと副主宰の山田志穂さんを迎え、表現ワークショップなどのプログラムを行う。加入希望者の申し込みは専用フォームで受け付ける。
第2回公演は来年3月上旬を予定。1期生の北岡瀧さん(高校1年生)は「メンバーには変わった人もいるけど」と冗談めかしながら、「新しく入ってきた人と一緒に成長しながら、旗揚げ公演を超えるいい作品を作り上げていければ」と意欲を見せる。
6月18日13時から、福井県社会福祉センター(福井市光陽2)で同劇団の紹介を兼ねた「表現ひろば2023 劇団プラム 中高生 表現ワークショップ」を行う。対象は中学生~18歳。参加無料。