福井県など北陸3県で活動を展開するグループ「ほくりくアイドル部」第7期メンバーが4月23日、ステージデビューした。
佐古さん(左)と山中さん(右)。山中さんは初公演で、「夢はブロードウェー。鯖江から世界へ」と自己紹介した
この日、ライブハウス「金沢AZ(アズ)」(金沢市)で行われた定期公演でデビューしたのは福井出身の2人を含む4人。ファンの声援を受けながら、佐古真莉亜さん(福井市在住)、山中彩也乃さん(鯖江市在住)が笑顔で初パフォーマンスを披露した。
2人は昨年、同グループをマネジメントする「アンサー・エンタテインメント」金沢事業所(金沢市)が展開する福井校に入校。プロの指導の下、週1回ペースでダンスやボーカルなどのレッスンを積んできた。
入校のきっかけについて2人は、「以前からアイドルが好きで、アイドルの衣装を着てステージに立ちたいという思いから応募した」(佐古さん)、「小さい頃から歌うことが好きだった。高校進学を機に新しいことを始めてみようと、憧れていた芸能の世界に飛び込んだ」(山中さん)とそれぞれ振り返る。
洋服作りが好きなことから、初公演で「あなたの幸せをデザインする服飾女子」と自己紹介した佐古さん。アイドルの衣装を手がけるのが将来の目標と言い、「ほくりくアイドル部の衣装を作るのが夢。私がデザインした衣装をメンバーのみんなと着ることができたら」と目を輝かせる。
メンバーの中で一番の長身(167センチ)という山中さんは、家族の影響で、山口百恵さん、中森明菜さんら昭和時代のアイドルポップスに親しんできた。同グループのはじけるような曲調に当初は戸惑ったとも言うが、「他の人に教えているようなつもりで声に出す」というスタイルで自主トレーニングに励み、スキル向上に取り組む。
6月25日、福井駅西のハピリンホールで男装アイドルグループ「風男塾(ふだんじゅく)」とのツーマンライブを予定する同グループ。地元での初披露に向け、「風男塾ファンの皆さんにも『ほくりくアイドル部っていいね』と思ってもらえるライブにできれば」と佐古さん。山中さんは「福井出身のメンバーが増えたことをしっかりアピールし、長身を生かして全力でパフォーマンスしたい」と意気込む。
総合プロデューサーの中新賢人さんによると、2人は、第6期メンバーの羽生田結月さん(福井市在住)、林風奈さん(敦賀市在住)や、グループキャプテンの松井祐香里さん、第3期メンバーの山崎真央さんらと共に「チーム福井」というユニットを組み、福井県内での展開を活発に進める予定という。
ツーマンライブの開演は15時。料金は、一般=3,500円、中学生以下=1,000円。