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福井の養浩館庭園で「浴衣割」 ガラス器など使う「氷の茶会」も

屋敷内の「御月見ノ間」の雲窓から庭園を臨む

屋敷内の「御月見ノ間」の雲窓から庭園を臨む

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 福井市にある「養浩館庭園」(福井市宝永3)で7月18日から、「浴衣で遊歩」が行われる。

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 同園を管理する福井市が夏季の誘客につなげようと企画するもので、今年で2回目。浴衣や夏着物を着た来園者と同伴者1人の入園を無料とする「浴衣割」で、同伴者は洋装でもよい。同市文化課の西田英恵さんは「夏祭り以外に浴衣姿で出掛けられる場所があることを知ってもらえたら」と話し、「デートコースにもぴったりなので、カップルや夫婦にはペアで浴衣姿を楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 同園は福井藩主松平家の別邸で、1945(昭和20)年の福井空襲で焼失した後、1993年に復元された国指定の名勝。米庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」が発表する日本庭園ランキングで、2007年以降毎年ベストテン内に入っている。西田さんによると「ランクインを機に県外からの来客が増え、『大都市の庭園と違いゆっくり観賞できる』との感想も頂いている」という。

 「もともと別邸として使われた建物で、開放感があり風通しが良いのが特徴。庭園も適度に日陰があり避暑スポットとしてもお勧め」と西田さん。19日10時から、氷柱やガラス器などを使う「氷の茶会」を予定するほか、和楽器愛好者を対象とした「養浩館庭園で演奏会」の出演団体も募集している。

 開園時間は9時~19時。8月9日まで。

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