あわら市のあわら温泉エリアで2月28日、「第11回あわら湯けむり映画祭」が始まる。
特別審査員の映画監督・田中光敏さん。福井ゆかりの映画「サクラサク」や県内企業のCMなどを手がけた経歴を持つ
同映画祭は「想(おも)いよ届け!」をキャッチコピーに展開する自主制作映画のコンペティションで、今年で11回目。「『作る』『観(み)る』『楽しむ』を分かち合う映画祭」をテーマに、応募全作品を温泉旅館などの会場で上映することを特徴とする。
今回の応募数は過去最多の92作品。ヒューマンドラマ、コメディー、サスペンス、ホラー、ファンタジーなど多彩なジャンルがそろった。家族の絆や人間関係を描いた作品、若者の青春や夢を追う物語、社会問題を扱った作品など、幅広いテーマの短編映画が上映される。
会場は、みのや泰平閣、長谷川旅館、美松、花の宿福寿、セントピアあわらの5カ所。来場者を対象に観客投票を受け付け、3月8日開催の授賞式で観客投票を基にした「湯けむりグランプリ」など各賞の受賞作を発表する。
初めての取り組みとしてオンライン配信を導入する。応募作のうち82作品を動画配信サービス「ビメオ」で有料配信し、遠方の映画ファンやクリエーターにも鑑賞の門戸を広げる。視聴料は1,000円。
継続的な開催に向け、実行委員会はクラウドファンディングによる支援も呼び掛ける。目標金額は200万円。寄付金は上映機材や音響設備の整備、オンライン配信システム導入費用などに充て、返礼品としてオリジナルTシャツや同市特産品の詰め合わせなどを用意する。
実行委員長の前田健吾さんは「温泉旅館や温浴施設を巡りながら映画鑑賞もできるという取り組み。今後も応募作品全てを無料上映できる体制を整え、温泉の湯煙のような温かみある映画祭を続けていければ」と話す。
現地鑑賞は無料。3月7日まで。