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福井・鯖江で「ウエアラブル」テーマに講演会 アプリ開発体験のハッカソンも

前回(2014年)のアプリコンテストの様子

前回(2014年)のアプリコンテストの様子

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 鯖江市役所(鯖江市西山町)で5月23日、「ウエアラブル(電脳メガネ等)講演会・アプリコンテスト公開審査会・表彰式」が開かれる。

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 眼鏡、繊維、漆器などの地場産業を擁する同市が企画し、今回で通算4回目。スマートウオッチやスマートグラスなどウエアラブル端末の進展を見据え、昨年からは「ウエアラブルアプリ」を軸にした構成としている。同市政策経営部情報統括監の牧田泰一さんは「地場産業をめぐる環境が厳しい中、眼鏡とITを組み合わせた『電脳メガネ』は次世代の鯖江を支える新産業に育つのではと立案した」と話す。

 当日は一般観覧可能で、公募に応じたアプリの企画やプログラムについての公開プレゼンテーションを予定。牧野百男市長など8人による審査を経て、優秀な企画をその場でアプリにする1時間半の「ハッカソン」を行う。「短い時間だが、優秀な技術者と一般の方が交流しながらアプリを作り上げる過程を体験してもらえれば」と牧田さん。各自が得意分野を持ち寄り一つの目標に向かう「協働社会」の一端を体験する好機になればと意気込む。

 講演会ではセイコーエプソン(長野県諏訪市)の津田敦也さんが登壇。「ウエアラブル最前線」と題し、大手旅行代理店によるAR(拡張現実)ツアーの事例や、スマートグラスの将来性などについて紹介する予定という。

 同市は、市内のAED(自動体外式除細動器)配置施設や災害ハザードマップなど公共情報のオープンデータ化、市民向けタブレット端末体験講座などのIT関連事業に広く取り組む。牧田さんは「たった一つの小さなアプリでも、困っている市民にとってはかけがえの無い存在。だれもがITを活用して豊かに生活できる市を目指したい」と将来像を描く。

 開会時間は13時。入場無料。

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