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坂井市が「note」と連携 若者目線の「らしさキャラバン」で地域の魅力発信へ

春江町の生花店「Bandy」で写真撮影に取り組む、キャラバンメンバーの中島さん(左)

春江町の生花店「Bandy」で写真撮影に取り組む、キャラバンメンバーの中島さん(左)

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 坂井市が現在、若者目線で地域の魅力を発信する「らしさキャラバン」の活動を展開している。

市が開設する「note」のページ。市によると、同社が移住・定住に関する連携協定を結ぶのは全国初という

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 市が掲げるブランドメッセージ「らしさ、かがやく。」の関連事業。坂井市への愛着を深めて定住地の選択肢としてもらうことを目的に、同市出身者や移住者ら市民ライターが、「坂井市らしさ」をキーワードに取材した記事を配信する。

 キャラバンは5月に発足し、現在、市の呼びかけに応じた10~20代計13人が参加する。メンバーは6月から7月にかけ、スマートフォンでの効果的な撮影手法、取材・執筆のこつなどについてプロの手ほどきを受け、取材に向けた準備を進めてきた。

 市は事業を進めるに当たり、メディアプラットフォームサービスを手がける「note」(東京都)と連携協定を締結。10月配信開始を目指し取材活動も始まった。8月25日には、キャラバンメンバー3人が、生花店「Bandy」(春江町石塚)、空き家の土間を私設図書館として開放する「となりのどま」(三国町神明)、龍翔(りゅうしょう)博物館(三国町緑ケ丘)で初取材を行った。

 「Bandy」店主の高橋智子さんに話を聞いた福井市在住の中島さくらさんは「高橋さん自身の『らしさ』はもとより、周囲の人たちの『らしさ』も同じくらいに大切にしている姿を取材でき感動した。坂井市を盛り上げようとしている多くの人たちの活動に参加できていることがうれしく、高橋さんの思いの熱量を読者にそのまま伝えられるよう精いっぱい頑張りたい」と振り返る。

 キャラバンは来年7月にかけ、全4回の取材活動を予定する。市移住定住推進課の小玉悠太郎さんは「若者たちが積極的にインタビューに取り組む姿から、坂井市の魅力をどんどん吸収している様子をうかがえてうれしかった。メンバーたちがどんな表現で坂井市の魅力を『note』にアウトプットしてくれるのかが楽しみ」と期待を膨らませる。

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