家庭の食品ロス削減と、食品を必要としている地域の方々への支援を目的として、「食品ロス削減の推進に向けたフードドライブに関する協定」を締結する運びとなりました。これにより、市内全域(8か所)にフードドライブポストを設置し、食品の「送り手」と「受け手」を市が繋ぐ仕組みを構築します。この取り組みを通じて、市民一人ひとりの食品ロス削減に対する意識を高めるとともに家庭の食品ロス削減の推進と、地域に寄り添った支援を坂井市全体に広げていきます。
つきましては、下記の日程で協定締結式およびフードドライブポスト設置式(テープカット)を行います。
協定締結式およびフードドライブポスト設置式
【日時】
令和7年3月25日(火)16時30分~
【場所】
坂井市役所 本庁3階 災害対策本部室
※協定締結式終了後、1階アトリウムに移動し、フードドライブポスト設置式を行います。
【締結者】
(1)「食品ロス削減の推進に向けた常設フードドライブポストの設置等に関する協定」
株式会社バローホールディングス
福井県民生活協同組合
株式会社PLANT
(2)「食品ロス削減の推進に向けた未利用食品の活用に関する協定」
坂井市社会福祉協議会
市内子ども食堂5団体/NPO法人すばこSAKAI(ひとり親支援団体)
【内容】
・協定締結に至る経緯
・出席者の紹介
・協定書への署名
・市長あいさつ
・協定締結事業者および団体挨拶
・移動
・テープカット
・写真撮影
・ポストへの食品投入セレモニー
フードドライブとは
~捨てずに繋ぐ、「もったいない」を「ありがとう」に~
ご家庭で使われずに眠っている食品を持ち寄っていただき、福祉団体等を通じて食品を必要としている方に提供する活動のことをいいます。
日常の「もったいない」を「ありがとう」に繋ぐことができます。
フードドライブの目的は大きく分けて、「食料支援」と「食品ロス削減」の2つ。取り組みを通じて、困っている人に寄り添う心が醸成されたり、食べ物を無駄にしない気持ちが育まれたりと、社会的意義のある副産物も生まれます。また、食品廃棄物を減らすことでゴミの焼却量を減らし、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の発生抑制につながり、「地球温暖化対策」にも貢献できます。
令和6年度中に坂井市が実施したフードドライブ
寄附いただいた食品1
寄附いただいた食品2
寄附いただいた食品3
令和6年度実施したフードドライブによる環境効果は、
・食品ロス(ごみ)削減量 517kg
・CO2排出量削減効果 238kg
※食品ロス1トンあたりの二酸化炭素排出量を0.46トンとして計算した場合
となり、脱炭素に貢献しました。
協定締結後は、フードドライブポストが常設されることで、さらなる環境効果が期待できます。
【参考情報】
福井県坂井市
福井県を代表する観光名所「東尋坊」を有する坂井市は北陸の魅力が詰まった“観光の宝庫”。
日本全国に12城しかない現存天守の一つである「丸岡城」や北前船交易で栄えた「三国湊」、原生林が息づくパワースポットの「雄島」など様々な観光地を有しています。また、越前がに、甘えび、おろしそばなど豊かな食に恵まれており、コシヒカリ発祥の地でもあります。「2025年版 第13回 住みたい田舎ベストランキング」では北陸エリア総合3位を獲得し、移住先としても注目されています。
東尋坊約1kmにわたって雄大な岩壁(柱状節理)が広がる東尋坊は、地質学的に大変貴重な場所であることから「世界三大絶勝」と言われ、国の名勝・天然記念物にも指定されています。海岸線に広がる絶景からは豪快な大自然を堪能することができます。初夏のまばゆいばかりに広がる青い空と日本海、秋の頃の日本海に太陽が沈み行く夕景、雪が舞う頃の荒々しい波と吹きつける寒風。どれも東尋坊と日本海の大自然が見せてくれる、四季折々の素晴らしい風景です。
丸岡城丸岡城は別名霞ヶ城とも呼ばれ、平野の独立丘陵を利用してつくられた平山城です。戦国時代の天正4年(1576年)一向一揆の備えとして、織田信長の命を受けて柴田勝家の甥・勝豊が築きました。丸岡城天守は、江戸時代以前に建てられ当時の姿で現在まで残っている現存12天守の1つです。昭和23年の福井地震により石垣もろとも完全に倒壊しましたが、天守の材料や石垣などの主要部材の多くを再利用して昭和30年に修復修理されました。現在立ち続けている古式の風格のある姿は、消滅の危機という困難な道のりを経ても立ち上がり復興してきた証であり、その歴史は他にはない波乱の運命を歩んだものです。