福井県坂井市は、佐川急便株式会社と地域活性化に関する包括連携協定および災害協定を締結します。
相互の資源を有効活用して市の施策に活かすことで、より一層の安全安心なまちづくりを図り、災害に強くふるさと坂井の住みやすさを実感できる地域づくりを推進します。また、災害協定により、災害発生時の迅速な支援物資の受入・配送や物資集積拠点・搬送拠点での荷役作業など物流の専門性を生かした活動が可能となります。
【協定締結式】
1.日時 令和7年2月26日(水曜日)9時30分
2.場所 坂井市役所 本庁3階 災害対策本部室
3.登壇者
坂井市長 池田 禎孝
佐川急便北陸支店 支店長 魚住 幸弘
福井県坂井市
福井県を代表する観光名所「東尋坊」を有する坂井市は北陸の魅力が詰まった“観光の宝庫”。
日本全国に12城しかない現存天守の一つである「丸岡城」や北前船交易で栄えた「三国湊」、原生林が息づくパワースポットの「雄島」など様々な観光地を有しています。また、越前がに、甘えび、おろしそばなど豊かな食に恵まれており、コシヒカリ発祥の地でもあります。「2025年版 第13回 住みたい田舎ベストランキング」では北陸エリア総合3位を獲得し、移住先としても注目されています。
東尋坊断崖に日本海の荒波が打ち寄せる景色で知られる国の天然記念物・名勝東尋坊。約1キロメートルにわたり豪快な岩壁が広がっています。このような輝石安山岩の柱状節理が広範囲にあるのは、世界に3ヵ所ともいわれ、地質学的にも大変貴重な場所です。初夏のまばゆいばかりに広がる青い空と日本海、秋の頃の日本海に太陽が沈み行く夕景、雪が舞う頃の荒々しい波と吹きつける寒風。どれも東尋坊と日本海の大自然が見せてくれる、四季折々の素晴らしい風景です。
丸岡城丸岡城は別名霞ヶ城とも呼ばれ、平野の独立丘陵を利用してつくられた平山城です。戦国時代の天正4年(1576年)一向一揆の備えとして、織田信長の命を受けて柴田勝家の甥・勝豊が築きました。丸岡城天守は、江戸時代以前に建てられ当時の姿で現在まで残っている現存12天守の1つです。昭和23年の福井地震により石垣もろとも完全に倒壊しましたが、天守の材料や石垣などの主要部材の多くを再利用して昭和30年に修復修理されました。現在立ち続けている古式の風格のある姿は、消滅の危機という困難な道のりを経ても立ち上がり復興してきた証であり、その歴史は他にはない波乱の運命を歩んだものです。