賀茂神社(福井市加茂町)で7月3日、「恋を叶(かな)える七夕祭」が行われる。
「さくらいと」のメンバー。左から2番目の「MAI」さんが双葉恋叶に就任した
同神社が展開する「恋おみくじ」にちなんだ七夕シーズンのイベントとして、神主や氏子ら関係者が企画した。イベントを機に登場するおみくじ公式巫女(みこ)キャラクター「双葉恋叶(ふたばれんか)」の奉告祭、恋おみくじの説明、期間限定御朱印授与、茅の輪くぐり体験などを行う。
恋おみくじは、安倍晴明の師とされる賀茂氏を由来とし「氣(き)が集まるパワースポット」をうたう同神社の授与品で、五十嵐製紙(越前市)製の越前和紙を素材に用いる。おみくじの吉凶、かなえたい恋の内容、目標とする期日などを自分で書くことを特徴とし、カップルで占うときは「契る」という言葉にかけ、おみくじの一部を破って相手と交換する。
双葉恋叶の名前は同神社の紋章であるフタバアオイにちなむ。公式キャラクターは今春発表した「双葉夢叶(ふたばゆめか)」の姉という設定で、「夢をかなえる妖精」双葉夢叶と同様、福井県嶺南地方のご当地萌(も)えキャラ「嶺南ミカミちゃん」の作者「上司」さんが作画を手がけた。
キャラクター発表に当たり、福井の伝統工芸応援アイドルユニット「さくらいと」メンバーの「MAI」さんが「実写版」双葉恋叶として就任した。メンバーの就任は、双葉夢叶に扮(ふん)する「WAKANA」さんに次いで2人目。
福井市在住で、一連のプロジェクトを手がける同神社氏子の水嶋弘泰さんによると、「アイドルが夢をかなえている人であることや、おみくじの紙が福井の伝統的工芸品であることなどから起用を決めた」という。
開催時間は13時~16時。