卒業シーズンを間近に控え、福井県内の大学・短大・専門学校などの卒業制作展が始まる。
福井工大(福井市学園3)デザイン学科は2月6日から、「卒業制作展2015」を開催。学生・大学院生の卒業・修了作品、論文、課題作品など126点を展示する。同科教授の芦田浩之さんは「1年生から大学院2年生までの作品が並ぶのが特徴。コンペ入賞作や、自治体などとのプロジェクトも展示した。できれば毎年見ていただき、学生の成長過程を感じてもらえるとうれしい」と来場を呼び掛ける。
会場は福井市美術館(福井市下馬3、TEL 0776-33-2990)。9時~17時15分(最終日は16時まで)。入館無料。8日まで。
仁愛女子短大(福井市天池町)生活科学学科は11日から、「卒業制作展2015 LUMINOUS」を開く。同科教授の西畑敏秀さんは「卒業を控えた学生たちは今、誰もが経験する分岐点に立っている。自由で元気だが、もろくてはかなくもある彼女たちが精いっぱい表現した、『女子力』の数々を楽しんでほしい」と話す。同学科生活環境専攻2年47人による平面・立体作品を展示の予定。
会場は福井市美術館(同)。9時~17時(最終日は16時まで)。木曜休館。入館無料。15日まで。
福井デザイン専門学校(福井市春山2)は20日から、「創作展」を開く。本年度のテーマは「素(そ)」。「ありのままそのまま、ここちをかたちに。」をコンセプトにした作品を展示する。同校総合デザイン科主任の大正一哉さんは「『デザインの基本をしっかり見せよう』との思いでテーマ設定した。産学連携で商品化された作品もあり見応えがあると思う」とアピール。学生による公開プレゼンテーションも随時行うという。
会場は福井県立美術館(福井市文京3、TEL 0776-25-0452)。9時~17時。入館無料。22日まで。
卒業制作展の関連イベントとして、建築家ユニット「アトリエ・ワン」貝島桃代さんの講演会「コモナリティーズ ふるまいの生産」(7日14時30分~)、美術作家・鈴木康広さんの講演会「『近所の地球』から見えてきたこと」(14日14時~)も開催。会場はいずれも福井市美術館。入場無料。