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福井・鯖江「まなべの館」が鉄道写真コンテスト 夏の企画展で優秀作展示も

1972(昭和47)年、福井鉄道織田駅(越前町)で撮影された鯖浦線の電車

1972(昭和47)年、福井鉄道織田駅(越前町)で撮影された鯖浦線の電車

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 福井県鯖江市のミュージアム「まなべの館」(鯖江市長泉寺町1)が現在、「『鯖江を駆け抜けた鉄道展』フォトコンテスト」の作品を募集している。

同館ホール2で展示を行う、「亀鈴トイレールクラブ こまち」の作品より

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 7月下旬に開幕する企画展「鯖江を駆け抜けた鉄道展」の一環で、鯖江市内を走る鉄道の写真や、プラットホームなどで撮影したスナップ写真などを時代を問わず募る。寄せられた作品は同館職員ら関係者が審査し、優秀作品は額装を施した上で同展会場に展示する。受賞者に鯖江や鉄道にゆかりのある賞品を進呈する。

 インスタグラム、同館へのメール送信、直接持ち込みの3通りで受け付ける。インスタグラムの場合、同館公式アカウント(@manabenoyakata)をフォローの上、写真に関する思い出を添えてハッシュタグ「#さばてつフォトコン」を付けて投稿する。入賞者にはダイレクトメッセージで通知し、通知後7日以内の返信で入賞が確定する。

 敦賀延伸に向け工事が進む北陸新幹線など、県内の鉄道事情に注目が集まっていることを受け企画された同展。同館1階にある展示ホール1・2を会場に、記録写真などのパネルや資料、鉄道ジオラマ作品などの展示を行う。

 ホール1では、かつて鯖江市と越前町織田地区を結んでいた福井鉄道鯖浦(せいほ)線の軌跡を振り返るパネルと共に、現在も市内を走る路線の写真や歴史資料などを並べる。市在住の吉村瞬さんによる福井の鉄道をモデルにした模型ジオラマ、写真コンテスト入賞作、事前に募集した鉄道関係者への質問の回答なども展示する。

 ホール2では、三重県の鉄道模型愛好家でつくる「亀鈴トイレールクラブ こまち」による、鯖江市をモチーフにした巨大プラレール作品を展示する。

 関連イベントとして、「鯖江を駆け抜けた鉄道」講演会、鉄道友の会福井支部による鉄道模型走行会、鯖浦線廃線跡バスツアー、鉄道ジオラマ制作ワークショップなどを行う。日程や申し込み方法などは同館ホームページで順次案内し、希望者多数の場合は抽選となる。

 担当職員の竹内深琴さんは「会期が夏休みと重なることもあり、家族連れで楽しめるコンテンツも多く盛り込んだ。開催準備を進める過程では、鯖江市民である私自身の新たな発見につながったことも多く、鯖浦線が走っていた時代を知らない若い世代にも楽しんでいただけるのでは」と話す。

 応募締め切りは7月9日。企画展の会期は7月31日~8月31日。

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