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福井・池田で「国際有機農業映画祭」 「グレートジャーニー」探検家・関野吉晴さん講演も

ケチャップやソースなどに使われる、加工用トマト生産の裏側に迫った「トマト帝国」の一場面

ケチャップやソースなどに使われる、加工用トマト生産の裏側に迫った「トマト帝国」の一場面

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 「国際有機農業映画祭 in 池田 2019」が11月23日、福井県池田町の「能楽の里文化交流会館」(池田町薮田)で行われる。

武蔵野美術大教授でもある関野吉晴さん。「カレーライスを一から作る」は、関野さんが指導する課外ゼミ活動を追った作品

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 町内外の有志でつくる実行委員会が企画し、2年ぶり6回目の開催。農作物輸出国の現状に迫ったドキュメンタリーや、家庭菜園をキーワードに家族の絆を描いた映画などの上映、専門家による講演などを行う。主会場(大ホール)のほかに子ども連れで観賞できる和室「親子ルーム」を設け、町民手作りのランチ販売も予定する。

 上映作品は、学生数十人が野菜や米、肉、スパイスなどの材料を全て一から育てるという計画に挑んだドキュメンタリー「カレーライスを一から作る」、岩手にある酪農一家の24年間を追ったテレビ岩手開局50年記念作「山懐に抱かれて」など4本。講演では、フジテレビの紀行番組「グレートジャーニー」出演で知られる探検家・関野吉晴さんをゲストに招く。

 今回はサブタイトルに「食と命 ~はじめの一歩から」と掲げた。池田町在住で実行委員長の伊藤洋子さんは「手弁当のイベントだが、遠方の方や常連さんに支えられ続けることができた」と感謝し、「日本の食糧自給率は依然低水準で推移している。食の大半を海外に依存する中、食づくりに懸ける生産者の思いや、私たちに届くまでの過程などについて知ったり考えたりするきっかけとなれば」と話す。

 9時開演。料金は、前売り=一般1,500円、大学生500円、当日=同2,000円、同500円。高校生以下無料。前売り券は同館のほか、池田町農業公社(池田町薮田)、「まちの市場 こってコテいけだ」(池田町稲荷)などで取り扱う。フェイスブックでも予約を受け付ける。

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