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福井で「おとえきプロジェクト」 「音楽と電車が出会う駅」目指し資金募る

クラウドファンディングの返礼品を手にする、野尻章博会長(左)と荒川義昭副会長(右)

クラウドファンディングの返礼品を手にする、野尻章博会長(左)と荒川義昭副会長(右)

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 えちぜん鉄道と福井鉄道が結節する田原町駅(福井市田原1)周辺の住民らが現在、同駅を音楽で盛り上げる「おとえきプロジェクト」の計画を進めている。

同スペース(左手前)など駅前広場の整備が進む同駅

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 プロジェクト運営主体は、福井市、鉄道事業者、同駅周辺の住民などで構成する「田原町駅活性化協議会」。同協議会が同駅東側で整備を進める多目的スペースを核に、駅前広場というオープンな場を活用した「音楽によるまちづくり」を目指す。

 6月27日、関係者などを対象に開いた同スペースの内覧会では、施設概要説明や同駅周辺にある春山小(文京3)、藤島高(文京2)、北陸高(文京1)などの協力を得て制作したプロモーションビデオの上映などを行った。

 7月1日には、音響設備や楽器などの購入に充てるクラウドファンディングも始めた。支援コースは3,000円~20万円の8通りで、両社車両をあしらったオリジナルトートバッグ(5,000円)、車両基地での記念撮影とヘッドマークへのメッセージ掲載(1万円)、えちぜん鉄道1編成貸し切り(20万円)などの返礼品を用意する。目標額は50万円。

 同スペースの面積は屋内外合わせて約100平方メートル。同協議会は開業時期について、今秋のプレオープン、来年3月末のグランドオープンを目指す。野尻章博会長は「駅周辺は学校が多く、美術館、図書館、フェニックスプラザなど文化的な施設も集まるエリア。音楽で人がつながるウイーンの街のような雰囲気になれば」と期待を寄せる。

 クラウドファンディングは8月30日締め切り。

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