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福井・坂井の「岩場カフェ」が新商品 「東尋坊をイメージした風味」のチョコクランチ

「岩場カフェ チョコクランチ」を手にする海道さん

「岩場カフェ チョコクランチ」を手にする海道さん

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 福井県坂井市の東尋坊にある「IWABA CAFE(岩場カフェ)」(坂井市三国町安島、TEL 080-3047-0725)が3月18日、新商品「岩場カフェ チョコクランチ」の販売を始めた。

同店外観。各種メディアなどへの露出を追い風に、延べ5万人以上が訪れているという

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 ホワイトチョコをベースに、「東尋坊の岩場をイメージした苦み」のコーヒー風味に仕上げた同商品。土産用菓子類企画卸の「大藤」(東京都荒川区)と共同開発し、約5カ月掛けて商品化にこぎ着けた。

 同店の開店は昨年7月25日。スターバックスコーヒーに引っ掛けたというネーミングやロゴマーク、来店客が「神の席」と名付けたオーシャンビューのテラス席などが話題となり、オープン直後からSNSやテレビ番組などで情報が広まった。

 同社担当者から「ネットニュースで記事を見た」と開発の打診を受けたのは10月ごろ。店主の海道要さんは「東尋坊を恋人の聖地として盛り上げたいという思いがあり、認知度向上のきっかけになればと商品化に応じた。『若い人たちにも受けそうな洋風の土産物を』と考え、チョコクランチを選んだ」と明かす。

 開発に当たっては土産物に求められる保存性の確保に苦心した。「クランチの水分を飛ばせば賞味期間を延ばすことはできるが、その分パサパサしてしまい食感が悪くなる」。口当たりの良さと保存性とを両立させるための試作を重ね、賞味期間を180日にすることができたという。

 20代のころに働いた喫茶店で得た経験からコーヒーの味にはこだわる。「観光地のカフェに対する期待度が高くないのではと感じ、『やるなら本格的に』と福井市内のコーヒーマイスターにブレンドを頼んだ。自分が味見して納得いかないものは店で出さないのがポリシー」と海道さん。

 「メニュー選定や商品開発に当たっては、地産地消を意識している」とも。若狭町産の福井梅「紅映(べにさし)」を使ったご当地サイダー「BENIサイダー」を開店当初からそろえているほか、第2弾のオリジナルギフト品として「越前塩」を使った塩クッキーも開発中という。

 価格は、18個入り=1,000円。購入者特典として、店のロゴ入りステッカー(5枚組)が付く。

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