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生地・柄の組み合わせ可能なカーテン通販 福井の企業、福井工大生らと開発

防炎・防音に優れた生地、外から見られにくいという国産レース、高級感のあるトルコボイル生地などを使用

防炎・防音に優れた生地、外から見られにくいという国産レース、高級感のあるトルコボイル生地などを使用

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 福井市のカーテンメーカー「アルマック」(福井市三宅町、TEL 0776-83-1752)は2月1日、オーダーメードカーテンサイト「満天カーテン.com」を開設した。

同展を訪れたアートディレクターの森本千絵さんに制作意図を説明する小原さん

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 カーテン、レースカーテン、フラットカーテン、ロールスクリーン、シェードカーテンなどに希望する生地と柄を組み合わせて注文できる同サイト。同社の天谷賢作社長は「市販の生地を希望サイズに仕上げるサービスは他社も手掛けているが、当社はさらに『希望の柄を印刷できる』というカスタマイズにまで踏み込んだ」と明かす。

 開発に当たり、福井市や福井工業大(学園3)デザイン学科玉野研究室との産官学連携プロジェクトも行った。2015年度から10回以上のミーティングを重ね、学生らとカーテンに適したテキスタイルデザインを研究した。

 指導に当たった玉野哲也さんは「進化するカーテンというコンセプトを基に学生たちとカーテンについて考えを深め、他にはないものを作ろうと模索した。顧客のイメージに合わせて作る新しいカーテンのあり方を提示した」と話す。同学科の小原あつきさんは卒業研究として柄のパターンを作成するアプリを考案し、2月中旬に行われた同学科卒業制作展で発表した。

 同社の酒井政広さんは「カーテンは面積が大きくサイズがつかみにくかったようで、当初はゼミ生も苦労していたと聞いた。工場に見学に来てもらったり印刷した生地を見てもらったりしたところ、若い感性ならではの面白い柄が仕上がった」と満足げな表情を見せる。

 越前市在住のテキスタイルデザイナー、Ai MIKIさんや、福井市在住の図案家・黒田美恵さんらも柄の開発に加わった。「同じ柄を複数アイテムに展開できるのが強みで、特にレースカーテンへの印刷に高い関心が寄せられている」と天谷社長。オリジナル写真データの印刷もできることから、新たなアイテムの開発にも意欲を見せる。

 価格は、幅200センチ・丈178センチ・両側開きで9,800円~。

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