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コミック「北陸とらいあんぐる」発売 油揚げ、水ようかんなど福井ネタ盛り込み

同コミック表紙。眼鏡を掛けるのが、福井出身という設定の「越前和花」

同コミック表紙。眼鏡を掛けるのが、福井出身という設定の「越前和花」

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 北陸を題材にしたコミック「北陸とらいあんぐる」1巻が11月21日、KADOKAWA(東京都千代田区)から発売された。

ちさこさんによる自画像。「『なんでやろ』『8番』の掛け合いが私にとっての『北陸あるある』第1位」という

 同社月刊誌「コミックフラッパー」で連載中の同作品は、全寮制高校に進学した北陸出身の3人が繰り広げる学園コメディー。北陸を中心に展開する「8番らーめん」のCMを下敷きにした「北陸出身者に『なんでやろ』とつぶやけば十中八九『8番』と返ってくる」などの「北陸あるある」エピソードを盛り込みストーリーが進む。

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 作者は金沢市出身の「ちさこ」さんで「北陸新幹線が開通した時、うれしさのあまり地元の友人たちと北陸をテーマにした同人誌を作ったところ、富山出身の編集者さんに声を掛けてもらったのがきっかけ」。編集者との間で盛り上がった北陸ネタをそのまま生かそうと、北陸出身の女子高生を主人公に据えることが決まった。

 登場人物はマイペースな「越前和花」(福井出身)、ムードメーカーの「加賀ひまり」(石川出身)、負けず嫌いな「黒部りつ」(富山出身)で、「編集者さんの提案で旧国名が名字の候補に挙がったが、『越前』『越中』で読者が混乱しないよう富山出身の登場人物には有名な地名『黒部』を当てた」という。

 和花が披露する「福井自慢」として、消費量日本一という油揚げ、冬場に販売される「えがわ」(福井市照手3)の水ようかん、鯖江市の「めがねミュージアム」「鯖江市役所JK課」などを描いた。「福井といえば、東尋坊や鯖江の眼鏡、漫画『ちはやふる』の影響でかるたなどが思い浮かぶ。連載が始まってから食べた『ヨーロッパ軒』のソースカツ丼に感動したので、そのうち作品に登場させたい」とちさこさん。

 ひまりとりつの掛け合いは、編集者との会話を基に描くことがあるとも。「各地の『あるある』をしっかり描くことでリアル感あるキャラクターになると考え、地元に詳しい人に確認しながら制作している。ストーリーとしての面白さと『あるある』ネタのバランスに苦労することは多い」と明かす。

 同社では発売に当たり、描き下ろし漫画を載せたコミック購入特典や、3人が各地の方言を話す宣伝ポスターなどを用意した。ちさこさんは「地元の人たちはもとより、全国の皆さんが北陸に興味を持つきっかけとなればうれしい。大好きな地元の魅力を伝えられるよう、これからも頑張りたい」と意欲を見せる。

 仕様はB6判170ページ。価格は648円。同誌編集部のブログで購入特典の詳細を確認できる。

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