福井・勝山の「頭部落下」恐竜像 地元住民ら別れ惜しみ「ありがとうの会」

「ホワイトザウルスさんありがとう」の垂れ幕を引く参加者

「ホワイトザウルスさんありがとう」の垂れ幕を引く参加者

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 福井県勝山市で7月30日、「ホワイトザウルスさんありがとうの会」が行われた。

地元住民らが寄せ書き用に設けた卵には「恐竜さん早く生まれてきてね」のメッセージも

 「ホワイトザウルス」は同市村岡(むろこ)町にあった恐竜モニュメントで、長さ=17.5メートル、高さ=6.8メートル、胴回り=直径3.15メートル。もともと福井県がイベント用に造ったものを勝山市が譲り受け、2012年に同地に設置したものだった。

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 越前和紙や竹、鉄骨などで造られた地元のランドマーク的存在だったが、7月11日早朝に頭部が落下。撤去作業を前に、地元の村岡町区長会が「地域の盛り上がりに貢献してくれたホワイトザウルスへの感謝を込めて」催しを企画した。

 8時から始まり、地元住民など約100人が参加。今井克己区長会長が「ホワイトザウルスは福井県立恐竜博物館を望むビューポイントとなる人気者だった。さらなる魅力アップにつなげようとした矢先にこの出来事は残念で、勝山市が早急な再建に向け尽力いただけるものと確信している」とあいさつした。

 園児・児童によるお別れメッセージや歌の披露もあり、勝山市立勝山中部幼稚園(郡町2)の園児は「さんぽ」を、勝山市立村岡小学校(郡町2)の児童は「今日の日はさようなら」をそれぞれ合唱した。子どもたちはヒマワリを献花したり、用意された「恐竜水」を頭部に掛けたりしながら、ホワイトザウルスとの別れを惜しんでいた。

 勝山市観光政策課によると、撤去作業は8月1日に完了し、10日ごろに恐竜の卵を模したモニュメントを仮設する予定という。