福井県あわら市・坂井市を流れる竹田川で6月29日、「キャニオニング」の体験ツアーが始まる。
「キャニオニング」は、トレッキングや水泳、飛び込みなどを体験しながら渓谷の中を下っていくウオータースポーツ。環境教育や地域支援などの活動を行う環境文化研究所(越前市、TEL 0778-25-6051)が企画した。福井県内での開催は初めて。
同研究所は水に関する観光事業を「ミズーリズム」と名付け、せせらぎ空間を満喫できるバー「おしゃれなリ・BAR」などを過去に企画。水源集落におけるミズーリズムの一環として、温泉や郷土料理を組み合わせたキャニオニングを展開する。同研究所の田中謙次さんは「水源集落ならではの楽しさを広めることで、少子化・定住化対策の一翼を担っていきたい」と活動の意義を話す。
所要時間はおよそ4時間30分。参加者は「丸岡温泉たけくらべ」(坂井市)に朝8時30分に集合。インストラクターの説明を受けて竹田川上流へ。滝つぼ泳ぎや川流れ、滝打たれなどを体験した後、同温泉での入浴やランチを楽しむ。
ウエットスーツやシューズ、ライフジャケットなどの装備品は主催者が用意する。田中さんは「この夏一番の思い出になること間違いなし。川での活動に詳しい指導者がガイドを務めるので、安心して大自然の水源を思いきり楽しんでもらえれば」と参加を呼び掛ける。
参加料金は1人9,000円。対象は中学生以上。定員は各回8人(要事前申し込み)。問い合わせは同研究所まで。