福井県内のIT企業有志でつくる団体「プログラミング クラブ ネットワーク」(PCN)が現在、「PCN こどもプロコン 2016 夏」の作品を募集している。
前回の表彰式に合わせ行われた、子ども向けプログラミング講座の様子
子どものプログラミング環境整備の一環として、小・中学生を対象に行うコンテストで、今回が5回目。広報担当の原秀一さんは「これまでに累計100点以上の応募があり、ゲームやスマホアプリ、Nゲージ鉄道模型自動制御などジャンルも多岐にわたっている。関東・中京・関西など県外からの応募も増えてきた」と振り返る。
直近半年以内に完成したオリジナル作品であることが条件で、1人何点でも応募できる。BASIC、JavaScript、Scratch、Swift、Unityなど、プログラミング言語や作成ツールの制約は設けず、作品ジャンルも問わない。9月下旬に1次審査、10月下旬に結果発表と特別ゲストを迎えた表彰式を予定する。
同クラブは、福井発プログラミング学習用パソコン「IchigoJam(イチゴジャム)」や、プログラミングロボット「paprika(パプリカ)」を教材にした子ども向け教室も定期的に行う。原さんは「文部科学省では小学校でのプログラミング教育必修化の検討が進む。当クラブも、子どもがおこづかいを貯めて買えるような安価な教材の開発、教室運営、コンテストなどの活動を通じてプログラミングの楽しさを広げたい」と話す。
締め切りは9月11日。