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福井にお絵描きカフェ「イニッツィオ」 ファン仲間求め県外から来店も

時間制限無しの「イニッツィオ」店内。8時間滞在したという「猛者」も

時間制限無しの「イニッツィオ」店内。8時間滞在したという「猛者」も

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 福井市に5月3日、「ギャラリー&お絵描きカフェ Inizio(イニッツィオ)」(福井市順化2)がオープンした。

壁に掛かる力作の数々。作品の多くに、作者のツイッターアカウントが添えられている

 店舗面積は約12坪。席数は、カウンター席11席。店内の画材や持ち込み画材を使いイラストや漫画などを描くことができるほか、作品展示や委託販売も受け付ける。

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 店主は、この春に都内の短大を卒業した「もち子」さん。経営学を専攻する傍ら美術部で活動した経歴を持ち、「就活には迷いがあり、お金だけが全てでない仕事のやりがいを求めていた。自分の好きなことで生活できればと考えていた矢先、縁あって空き物件の話が舞い込んだ」ことから、約2カ月掛けて開店準備を進めた。

 「都市部にはアトリエとして使える時間貸しのレンタルスペースもあると聞くが、『絵を描けるカフェ』として打ち出しているのは全国的にも珍しいのでは」とも。ファストフード店の片隅で作品制作を楽しんだ記憶を重ね合わせ、「自分自身がこんな店を求めていた。お客さんには時間を忘れて制作に熱中してもらえればと、あえて時計を置かなかった」と描き手目線に立つ。

 カフェメニューは「もぐもぐ雑穀のカレーライス」(864円)、「雑穀米のころりんおむすび弁当」(600円)、「しろくま店長のホットケーキ」(810円)、「有機コーヒー」(360円)、「丸ごとフルーツの手絞りジュース」(650円)などで今後も増やす予定。「学生時代には栄養士の道を考えたことも」と、食材や調理法へのこだわりものぞかせる。

 店名は「始まり」を意味するイタリア語に由来する。「以前からスタジオジブリの作品が好きで、イタリア語で砂漠に吹く熱風を意味する『ジブリ』にあやかった。福井初となる業態で新しい風を起こしたいという思いを込めた」と明かす。

 オープン情報がSNSやクチコミで広がり、県外からもファン仲間が多数訪れているという。「『同じ趣味の人が集まる店ができてうれしい』『長く続けてほしい』などの感想もある。皆、リアルなつながりや発表の場を求めているのでは」と、もち子さん。オフ会などのイベントも定期開催したいとプランを描く。

 営業時間は11時~24時。月曜定休。

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