福井市の福井県国際交流会館(福井市宝永3)で3月17日、「ミズベリング・越前若狭会議 2nd STAGE」が行われる。
昨年11月、福井市の幸橋(さいわいばし)北詰近くで行われた「川TERRACE」の様子
ミズベリング(MIZBERING)とは、「水辺+RING(輪)」「水辺+ING(進行形)」「水辺+R(リノベーション)」などを掛けた造語。2014年、河川敷など水辺の新たな活用法を創ることを目的に発足したプロジェクトで、全国各地に賛同の輪が広がっている。
同会議は、同プロジェクトに賛同するコミュニティー団体「リバビズ大学 in 日野川流域交流会」(越前市国高2)が行うもので、昨年に続き2回目。同プロジェクトのキーパーソンによる講演、福井県内での事例発表、全員参加型ワークショップの3本柱で構成する。
講演では、水都大阪パートナーズ(大阪市西区)プロデューサー・忽那裕樹さんと、国土交通省河川環境課の田中里佳さんの登壇を予定する。事例発表では、越前市内で毎年開催される「おしゃれなリ・BAR」、昨年初めて福井市内で行われた「川TERRACE」のほか、嶺南地域での新たな動きについても紹介がある。
ワークショップでは「参加者すべてで作り上げる越前若狭のかわまちづくり」と題し、グループ内で討議された「夢の水辺活用法」を福井工業大(福井市学園3)デザイン学科の学生がライブドローイングする。同団体の田中謙次さんは「その場で絵になると討議内容にがぜん現実味が増す。今後のミズベリング活動を後押しするモチベーションにつながれば」と話す。
2月上旬にイベント開催を発表したところ、まちづくり関係者はもとより、主婦や小学生からの参加申し込みもあるという。田中さんは「世代や地域の枠を超えた申し込みがありうれしい。ワークショップでは、私の想像を飛び越えるアイデアが出てくるのでは」と期待を寄せる。
開催時間は13時10分~。参加無料。定員は100人。申し込みはファクス(FAX 0778-21-3327)で受け付ける。