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福井で「三角縁神獣鏡チョコワークショップ」 参加者募集

湯せんしたチョコレートを一斉にシリコン型に流し込む

湯せんしたチョコレートを一斉にシリコン型に流し込む

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 福井市立郷土歴史博物館(福井市宝永3、TEL 0776-21-0489)が現在、来年2月7日・11日に開催する「三角縁神獣鏡チョコ作りワークショップ」の参加者を募集している。

今回からゴールドパウダーが登場し、青銅鏡が作られた当初の輝きにより近い仕上がりになる

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 同館がバレンタインデーの季節に合わせて行う毎年恒例のイベントで、今回が4回目。古墳時代の鏡である「三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)」をかたどったシリコン型にチョコレートを流し込み、原寸大(=直径約20センチ)のレプリカを作る。

 立案の経緯について、同館学芸員の藤川明宏さんは「以前より石こうを使ったレプリカ作りのワークショップがあり、もっとワクワクするような材料がないかとチョコに思い至った。シリコン型にチョコを流し込むのは実験考古学的にも理にかなっており、楽しく、おいしく、ためになるという三拍子そろったワークショップを始めた」と話す。

 同館では普段からネットを使った情報発信に力を入れており、過去の同ワークショップでも参加者にSNSなどへの「実況」を勧めている。前回は、チョコの湯せん、型への流し込み、抹茶を緑青(ろくしょう)に見立てた写真などが次々とツイッターにアップされ、まとめサイト「トゥギャッター」での閲覧数は約1万1000回にも上った。

 藤川さんによると、前回は30人の定員に対し約60人の応募があり、東京、埼玉、京都、大阪、石川などからの参加もあったという。「おいしいチョコを使うのでお菓子作りとしても楽しめるが、チョコで銅鏡の鋳造を体験するというすてきな勉強にもなる。『実験考古学スイーツ』に興味ある方はぜひ」と応募を呼び掛ける。

 開催時間は両日とも10時~、13時~、15時~。参加費1,000円。定員は各回6人(抽選)。募集対象は小学6年生以上。同館ホームページで応募を受け付けている。締め切りは1月22日。

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