福井市中央公園(福井市大手3)で6月6日、ゲームイベント「Ingress First Saturday in Fukui」が開かれた。
ミートアップでは参加者全員の記念撮影も。ベビーカーを押した親子連れの姿も見られた
「Ingress(イングレス)」はモバイル端末のGPS機能を使ったアプリで、実在の施設や史跡などにひも付けた「ポータル(=目標地点)」を巡りながら自陣を広げるゲーム。同イベントは毎月第1土曜、同ゲームの愛好者が世界規模で同時に開く「ファーストサタデー(FS)」の一環として開かれた。
当日は、福井、石川、新潟、大阪、島根などからプレーヤー79人が参加。「青」「緑」両陣営のプレーヤーが交流する「ミートアップ」の後、4~5人ずつのグループに分かれ、同市中心市街地のポータルを巡り初級者のレベルアップを図る「ブートキャンプ」を行った。ご当地グルメのソースカツ丼や、老舗菓子店のアイスキャンディーに舌鼓を打つグループも見られた。
参加者からは「普段は子どもと犬の散歩を兼ねて楽しんでいるが、画面上でいつも見掛けるプレーヤーと実際に会えて楽しかった」「知り尽くしたはずの街だが、イングレスを通すと違った発見があり新鮮」などの感想が聞かれた。「遠くの仲間と笑顔いっぱいで過ごせた有意義な一日だった。いつか地元でも開きたい」という声もあった。
同ゲーム提供元のグーグルによると、FS参加者全員のレベル上昇数を競うランキングで、福井は同日開催の世界139地域中7位の成績だったという。スタッフで鯖江市在住の福嶋祐子さんは「初級者のレベル上昇スピードを速く設定してあるのがイングレスの特徴で、初級者の参加が多かったことが好成績につながった」と振り返った。