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福井・坂井のパン会社が地元キャラのメロンパン 市の「ネタ投稿」機に商品化

商品のパッケージ

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 坂井市の製パン会社「オーカワパン」(丸岡町新間)が10月5日、新商品「坂井ほや丸メロンぱん」の販売を始めた。

坂井市の「地域交流センターいねす」で行われたファンミーティングの様子。坂井ほや丸が、オーカワパンのキャラ「オムスク坊や」に扮(ふん)して登場した

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 坂井市の公式キャラクター「坂井ほや丸」をモチーフにした菓子パン。坂井市が、毎年取り組むエープリルフール投稿の相談を同社に持ちかけたのを機に開発が始まり、約5カ月かけて商品化にこぎ着けた。

 同社営業部の稲木汐瑠さんと、同部販売促進課の西田真弓さんによると、同キャラの好物がプリンであるという設定から、手始めにプリンをイメージしたパンの開発に着手。キャラの顔の造形からメロンパンへとアイデアがふくらみ、最終的にプリンパンにメロンビス(クッキー生地)をのせる仕様とした。同社がフィリング入りのメロンパンを手がけるのは初めてで、生地のかぶせ方や焼き色などを調整して試作を重ね、安定した仕上がりにたどり着いたという。

 パンの大きさは直径約10センチ。透明パッケージに同キャラのイラストをあしらい、メロンパンとキャラの顔が重なるような仕掛けを施した。

 坂井市移住定住推進課の小玉悠太郎さんは「10月上旬、坂井市内で開催したファンミーティングで先行販売したところ、『かわいくて食べられない』という声が相次いだ。見た目だけでなく味わいも好評で、SNS上で『#ほやぱん』のハッシュタグで感想が寄せられている」と話す。

 坂井ほや丸は「ほや丸パンの発売はほや丸の夢やったで、こんなに早くかなってうれしいざ。エープリルフールのネタを実現させてくれてありがとの。坂井市にある会社のこと、ほやぱんを通じて全国にPRするでの。これからも坂井市のすごいところとか、いろいろな商品とコラボしていきたいざ」と福井弁で意気込みをのぞかせる。

 価格は238円(税別)。北陸3県の主なスーパーマーケットなどで販売する。

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