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福井県クリエイター協会が初イベント 「県民の創造性を育む土壌づくり」掲げ

ワークショップはAOSSA6階の601C研修室で行われた

ワークショップはAOSSA6階の601C研修室で行われた

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 福井駅東の複合施設「AOSSA」(手寄1)で8月23日、福井県クリエイター協会(fucco)のワークショップが行われた。

11月上旬、福井駅西の再開発エリア「FUKUMACHI BLOCK」内にオープンするワーキングラウンジ「PLAYCE(プレイス)」の完成予想図。デザインセンターふくいのサテライトスペースは同ラウンジの一角に設けられる

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 福井のデザイナー、コピーライター、建築士などでつくる同協会が主催する初めてのイベント。今年7月、一般社団法人として発足した同協会がSNSなどで県内在住クリエーターの参加を募り、呼びかけに応じた約40人が会場に集まった。

 同協会は、1954(昭和29)年設立の「福井県デザイナー協会」と、2000(平成12)年設立の「FUCA(福井クリエイターズアソシエーション)」が統合して発足。fuccoは「Fukui Creator Cooperation」の略称で、「福井県民が創造性を育む土壌をつくる」「福井県内のクリエーターや業界の発展を図る」「学び、つながり、仕事に生かしていく」という活動の3本柱を掲げる。

 イベントは、理事による設立経緯などの説明、福井県の担当者による「政策デザイン」のプレゼンテーション、参加者によるワークショップなどで展開した。開催に先立ち、この日行われた「福井フェニックス花火」を会場の窓から観賞する時間もあり、福井市街を照らす大輪の花火に参加者の間から大きな歓声が上がった。

 福井市在住のアートディレクターで代表理事を務める景山直恵さんは、「長年の活動を積み重ねてきた2つの団体が合併し、新たなスタートを切った。地域や社会をより良くするためにクリエーターができることを模索しながら、さまざまな仕掛けを展開していければ」とあいさつ。ものづくりに関わる福井のクリエーターに向け、ジャンルを超えた参加を呼びかけた。

 後半のワークショップはブレーンストーミング形式で行われ、参加者それぞれが自身のアイデアを付箋紙に書き付けた。アイデアのテーマは、「話を聞いてみたいクリエーター」「fuccoを通じて学んでみたいこと」など4つで、出されたアイデアを紹介するスタッフの軽妙なトークに会場から笑いと拍手が起こった。

 理事の坂田守史さんによると、2024年度事業として、月1回ペースでのセミナー開催、ものづくり先進地視察、福井県のデザイン振興機関「デザインセンターふくい」のサテライトスペース運営協力などを予定しているという。現在、正会員、賛助会員、学生会員などの会員も募集中で、フェイスブックやインスタグラム(@fucco.fukui)などで問い合わせを受け付ける。

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