福井県眼鏡協会(鯖江市新横江2)が4月12日、「めがねよ、ありがとう作文(めがね作文)」の募集を始めた。
表彰式の様子。昨年の入賞作は同フェスウェブサイトで読むことができる
9月21日・22日、めがねミュージアム(同)など市内の会場で行う「めがねフェス2024」の一環として同協会が企画し、今回が7回目。眼鏡にまつわる家族や友人のエピソード、供養する眼鏡への感謝の言葉などを募集するコンテストで、例年、県内外から作品が寄せられる。
未発表のオリジナルであることなどが条件で、同ミュージアム、同協会ショールーム「GLASS GALLERY(グラスギャラリー) 291」(東京都)、同フェスのウェブサイトなどで配布する専用原稿用紙1枚にまとめる。
作品は同協会職員らでつくる実行委員会スタッフが審査し、最優秀賞・優秀賞=各1作品、入賞=3作品を決め、賞状のほか、副賞として全国47店舗で利用できる眼鏡引換券や、眼鏡グッズなどを賞に応じて進呈する。
福井県内の書店の店主らが審査する「めがねのまちの本屋賞」(5作品)も設ける。参加店は、AKUSHU BOOK & BASE、わおん書房(以上、福井市)、富士書店(鯖江市)、HOSHIDO(大野市)、小豆書房(池田町)で、副賞として各店が薦める本を1冊進呈する。
近年、入賞作などから派生したショートムービーも作られている。昨年、東京芸術大大学院映像研究科の学生らが応募作を基に製作した「凛(りん)として」は、第36回東京国際映画祭「Amazon Prime Video テイクワン賞」ファイナリスト作品として選出された。
めがねフェスは2014(平成26)年に始まり、新型コロナによるオンライン開催を挟んで今回が通算11回目。昨年は2日間で約2万人が来場した。同協会の島村泰隆さんは「春に北陸新幹線が福井まで延伸し関東方面からのアクセスが便利になった。今年もまた、眼鏡を愛する全国の皆さんに足を運んでもらえれば」と呼びかける。
募集は8月1日締め切り。